すったもんだ日記帳 Yuriko Hara’s Blog

Pianist 原 由莉子 のmusikalischな日々

8月8日(土)大阪いずみホールデビュー!

みなさん、お元気にお過ごしでしょうか?(o'∀'o)

久しぶりのコンサートのお知らせです✨

 

 

 

 

「オーケストラファミリーコンサート2020」

 

演奏:大阪交響楽団

指揮:松村 秀明

ピアノ:原 由莉子

司会:山本 かずみ

 

2020年8月8日(土)開演11:00(開場10:15)
会場:住友生命いずみホール


参加費(3才以上必要)[全席指定/当日500円増]
会員*:1500+税
一般 :大人3,500円+税・子ども~大学生2,000円+税
*0~2才のお子さんが大人の方の膝上で鑑賞の場合は1名まで無料
(0~2才のお子さんもチケットが必要ですので、一緒にお申込み下さい。)
*会員:子どもセンターあさひの会員

 

 

<曲目>
・米津玄師:パプリカ
Official髭男dism:宿命
・童謡唱歌を使った楽器紹介メドレー
・ベートーベン:交響曲第5番「運命」第一楽章
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
・マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより 間奏曲
外山雄三管弦楽のためのラプソディ など

 

 

詳しくはこちら👇

http://www.kodomo-center.org/archives/3015

 

 

 

こどものためのオーケストラコンサート内で

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番より、オイシイとこどりした抜粋バージョン

大阪交響楽団さんと共演いたします🎵

 

 

コロナでいろんなコンサートがなくなったけど

久しぶりの舞台がコンチェルトだなんて、なんという贅沢!!!

 

しかも会場であるいずみホールは、大阪屈指のクラシック専用ホール。

世界的アーティストが来阪して行われるコンサートはたいていここ。

私も何度となく足を運んでは、いつか弾いてみたいな〜と思っていました。

また夢がひとつ叶う✨

 

ソロも一曲弾かせていただけるとのことなので

ドホナーニの小品を演奏します\(^o^)/

 

 

先日、ホールにお邪魔して、本番使用するピアノを選んできました。

 

 

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(動画スクショで失礼)

 

スタインウェイが2台、ベーゼンドルファーヤマハの計4台の弾き比べ、めちゃくちゃ楽しかった(*^_^*)

 

あんまり「この楽器はうんぬん」とかこだわらない(というか気がつかない)タイプなんやけど

 

意外と自分で「うぉっ、このピアノがいい!」とか「これは好きやけどチャイコではないな」とか「この楽器ならあの曲を弾きたいな」とか

いろいろアイデアが浮かんできて「私にもそんな一面があったんか…」と新鮮やった👀

 

納得いく選択もできたし、本番が楽しみです❤️

 

 

ベートーヴェン物語 第一話 第二章 曲目解説

ベートーヴェン物語』第一話 第二章

https://youtu.be/ilfo3nM6fN4

1.全ての長調による2つの前奏曲Op.39より第一番

 

ベートーヴェン、こんな曲作ってたんや」って驚いたこちらの作品。

一つずつ#が増えていき♭が減っていく形式で転調を繰り返して

タイトル通り、一曲の中で全ての長調が出現するという遊び心溢れるめっちゃおもしろい曲です。

なにこのベートーヴェンジョーク!

 

(今回の劇中では残念ながらイ長調までしか弾いてないけど)

 

 

オルガンで弾くことも想定してる(っていうかオルガンで弾いたほうがよさげ)だけあって曲調は完全なバッハのフーガ。

作品番号はop.39やけど、実際にこれ作ったのは20歳ぐらいだそう。

 

 

今回の物語の台本のおかげで、ベートーヴェンがオルガン弾いてたってこと初めて知れて、そこからこの曲も知ることができました。

 

 

 

 

2.ピアノソナタ第2番Op.2-2 第一楽章

 

ソナタ2番です!

 

まず、ベートーヴェンの前期のソナタって演奏時間長いんだね。この曲全楽章弾いたら23分ぐらいある・・・

最近前期のソナタを真剣に聴いたことも勉強したこともなかったので、時間的にも内容的にも「前期は軽い・後期になるほど重い」って、イメージだけで勝手にキメツケてたけど、全然そんなことないわ。前期からめちゃめちゃ容量も内容もあるわ。

 

2番も1番と同様、ハイドンに献呈されてるけど、1番と曲調はがらっと変わります。

同じ人が同じ時期に書いた曲とは信じがたいぐらい違うよね。

 

というか、ベートーヴェンピアノソナタって、32曲どれも似てないところが素晴らしいと思うわ。32曲全部にそれぞれ違うカラーがある。

 

まぁそんなわけで、悲劇的な性格の1番(一楽章)とは打って変わって、2番はどちらかというと軽やかで優美な印象の曲。

 

リズムのおもしろさで見せる部分と、スラーで歌うメロディックな部分が

短いスパンでコロコロ変わる対比も、弾いてておもしろかった!

 

専門的なことを話すと、イ長調の曲で提示部が普通にホ長調で終わるくせに

一瞬のホ短調を経ていきなりハ長調で展開部が始まるという仰天なテクニックもあり

なんかもう・・・2番目のソナタにして・・・第九とかそっちらへんさえも彷彿とさせるような・・・めちゃくちゃすごいことやってるよね・・・・萌えるわ・・・/////

 

前期ソナタも大人になった今だからこそしっかり勉強してみたいと思った次第です。

 

 

 

3.創作主題(トルコ行進曲)による6つの変奏曲 ニ長調 Op.76

 

ストーリーの中でも語られているように、ウィーンにやってきたてのベートーヴェンが人気を博したのは、即興による変奏曲の演奏でした。初めて楽譜が出版されたのも変奏曲だし。

 

 

今回BGMに使った他の曲は、お話の年代のものから選ぶようにしたんやけど

BGMじゃなくて聴いていただく1曲は、できるだけ名曲路線のほうがいいかなと思ってこれにしました。

多分、第二話以降もそのスタンスになるかな。

 

なのでこのトルコ行進曲変奏曲は、このお話の時には生まれていない中期の作品。

 

さらに、この変奏曲が生まれた時には、この主題に『トルコ行進曲』という題はついていなくて

後にベートーヴェンが作曲した劇音楽『アテネの廃墟』という作品の中で同じメロディがトルコ行進曲として使われ、有名になったことから

オリジナルであるこの変奏曲の主題も『トルコ行進曲』と呼ばれるようになりました。

 

最初、抜粋でいいかなと思ったんやけど、各変奏がどれもキレイでどれも重要で!いらんバリエーションがなく!!!

結局全部弾きました。

 

それぐらい、ベートーヴェンの変奏曲はソルフェージュ的にただ拍子やリズムが変わるだけじゃなくて、一つ一つの変奏が持つ性格そのものが違うし、それによって出てくる音色も違う。そこがすごく魅力的なんです。

 

 

しかしなんでみんなこの曲あんまり弾かないんやろう!?コンサートで弾いてるの、私聴いたことないよ?ってまぁ私も今回初めて弾いたけど。

もっと深めて練習を続けたら、あんまり弾かれない理由もわかるのだろうか・・・(笑)

 

「台本的に変奏曲がいいなぁ~」「じゃあ皆さんお馴染みのトルコ行進曲でいっかぁ~」という単純明快な思考回路で弾いてみた曲だったけど

思いがけず、今後も使いたいかも!と思える曲との出会いになりました☺

 

 

第一話で演奏した曲は以上です!

 

二話以降もこんな感じで数曲ずつ演奏していく予定。・・・・結構大変だな。まだ何を弾くかとか何も決めてないし。

 

急に決まったベートーヴェン企画ではあるけど、せっかくのいい機会なので今後も楽しく取り組めたらいいなと思います^^

 

第二話は8月頃アップを予定しています。どうぞお楽しみに♪

ベートーヴェン物語 第一話 第一章 曲目解説

先日お伝えした、動画撮影によるリモート朗読劇『ベートーヴェン物語』を

アップしました~~~🙌

https://youtu.be/kMO8mipMSTA

https://youtu.be/ilfo3nM6fN4

 

 

 

第一話(一章&二章)は、ベートーヴェン少年期編。

というわけで、BGMも初期の作品からセレクトして演奏しています。

 

劇のBGMとしてストーリーと曲調が合ってるかどうかはもちろん

その時代にベートーヴェンが書いたのもので、音楽史的にも関連するもので・・・・と、私の妙なところで凝り性な部分が本領発揮し

選曲作業に一番こだわったかも・・・!

まぁ普通のコンサートするにしてもプログラム組みに一番こだわってるからいつものことか(笑)

 

 

というわけで本記事では『ベートーヴェン物語』の中で演奏している作品を

せっかくなので簡単に曲目解説したいと思いまーす!

 

 

ベートーヴェン物語』第一話 第一章

https://youtu.be/kMO8mipMSTA

 

 

1.選帝侯ソナタ第1番 変ホ長調 WoO47-1 第一楽章

 

ハイキマシタ!しょっぱなから「なにそれ?曲」!!!!

 

 

この3つの選帝侯ソナタは、ベートーヴェンが書いたはじめてのピアノソナタ

皆様ご存じの通り、きちんと作品番号を付けたピアノソナタは32曲ですが

それに着手する前に生み出された、いわばベートーヴェンのルーツですね。

 

ケルン選帝侯、マクシミリアン・フリードリヒに献呈されたことから、選帝侯ソナタと呼ばれています。

ちゃんと劇中の内容にもリンクさせてるんやから!

 

これ、ベートーヴェンが12~13歳の時に作ったんやけど、すでに立派な風格さえ漂ってない!?

ハイドンの後期のピアノソナタによく似ている。EsDurだし。

構成感がしっかりしていて、ネーフェ先生の教えをしっかり守っているなぁ、という印象です。楽曲分析初級の授業に教材として使いたいわ。

 

譜面を見ると、ディナーミックがすごく細かいのが特徴。なんなら不自然なぐらい。

 

 

どんなに大作曲家であっても子供のころの作品って、若書きすぎて演奏会で弾くのはちょっと・・・ってものが多いけど

この選帝侯ソナタハイドンモーツァルトを置くような感覚でプログラミングしても遜色ないなぁと思いました☺

巨匠ピアニストはちょこちょこ録音残してるし。ほぼ『ベートーヴェン全集』でだけやけど(笑)

 

 

 

 

2.ピアノソナタ第1番 ヘ短調 Op.2-1 第一楽章

 

ボンで選帝侯ソナタを作曲してから10年、22歳になったベートーヴェンはウィーンへと旅立ちます。

憧れの地で本格的に作曲活動を始めようとする青年の心意気を感じまくるのが、このソナタ第1番!

 

いやぁ、すっっっっばらしい曲やったわ・・・・

かっこよすぎる。

 

選帝侯はまだ、ハイドンぽいなーとか、この時代の作品やなーって感じがするけど

1番のソナタからはもうおもいっきりベートホーフェン!!!』ベートーヴェンのドイツ語発音

 

 

実は私、コロナ自粛期間中、演奏会や受けたかったコンクールの予定が消えていく日々に嫌気が差して

半ばヤケクソになり、勢いで

ハイドンモーツァルトベートーヴェンピアノソナタを全曲弾く」

というアホな試みをやりました。

 

弾けるようになることが目的じゃなく、まじで初見で一回ずつなぞるだけ。ミスっても特に弾きなおしたりせず

ハイドン54曲、モーツァルト18曲、ベートーヴェン32曲を来る日も来る日もひたすら弾き続け、目をカピカピにしながら全曲制覇しました。

 

私の性格上、「いくつかの曲をじっくり時間をかけて深めて練習」を、演奏会がない状態の中モチベーションを保ってやるのはキツくて

「意味あるかないかはさておき、何かやり切ったという目に見える結果がほしい」という動機で取り組んだ。

実際、弾いたけど全然覚えてない曲いっぱいあるし、これをやったことによってピアノが上手くなったわけではない←

 

けどこれが、本当にやってよかったんです。自己満ですが。

 

こんなん弾く人おらんやろっていうハイドンの初期のソナタにも、彼の交響曲との共通点を発見できたりとか

メヌエットのテンポ感作りのコツが自分の中で少ししっくりきた気がしたりとか

モーツァルトハイドンよりなんで演奏効果あるのかわかった気がしたりとか

ベートーヴェンハンマークラヴィーアを一応弾いてみれたとか(笑)

 

これは時間がないとなかなかでけへん取り組みやったから、コロナの時にやってよかったこと第一位です。

死ぬまで忘れないコロナの思い出。

 

 

話は逸れましたが、そんな古典派ソナタ全曲制覇の時にね

ハイドンからずーっと流して弾いてきて、ベートーヴェンに入った瞬間に

「うわ、ベートーヴェン、めっちゃ変!前期ソナタからすでに変!」って思ったの。

 

1番から構成、和声、手の使い方、どれをとってもめっちゃ革新的。絶対ハイドンにもモーツァルトにも聞こえない。

まずわかりやすい見た目の話やと、4楽章あるし。

今となっては普通でも、当時から見るとびっくり仰天すごいことやし

それを自分の1曲目のソナタからやっちゃうベートーヴェンって、すごくない?

新しいことしたくて仕方なかったんやなぁーと思いました。

 

ちなみにソナタ1番、2番、3番は、ウィーンでの師匠であるハイドンに献呈されています。あんまりハイドンからの影響感じないんやけど、ケンカ売ってるのではなかろうか・・・(笑)

 

 

 

The 250th anniversary of Beethoven’s birth

2020年は、ベートーヴェン生誕250年!

 

世界中でベートーヴェンイヤー企画のコンサートが開催され…る……はずでした……( ;∀;)

(ヒント💡コロナ)

 

 

 

いや!まだ2020年は半分あるからね!

まだまだお祝いできる!!!する!!!!!

 

 

 

ベートーヴェンイヤーの波に乗っかって私は何をするかというと

いつもラジオ岸和田でお世話になっているパーソナリティの『くみくみ』こと加藤くみ子さんにお誘いいただき

リモート朗読劇【ベートーヴェン物語】

YouTube配信することになりました🥰

 

 

くみくみさんによる、ベートーヴェンの生涯を辿るストーリーの素敵な朗読に

私はピアノでBGMを弾かせていただきます♫

それぞれがおうちで撮影した動画を編集で重ねました(・∀・)

 

 

ベートーヴェン物語っていう劇の台本があるから、それにピアノつけて上演しようよ」とくみくみさんからお話を頂いたのが、前回ラジオに出演させてもらった今年の1月半ば。

 

詳しい話はまた追々しましょう😉と言ってる間に、あれよあれよとコロナ騒ぎになってしまい、すでに予定されてたイベントさえなくなっていくのに、新しいイベントについて考える余裕などなく💦

 

「あ〜こんなご時世では今年はもう出来ないだろうなぁ〜😢」と思っていた矢先………

 

世紀末シリーズのYouTube動画を見てくださったくみくみさんから

ベートーヴェン、リモートで出来ないかな!?」とのご提案が😳✨

 

なるほど!

その発想はなかった!!!!

 

 

そんなこんなで、急〜アクセルでバタバタと企画が動き

ただ今、第一話が完成間近となっております👍

 

 

正直、編集テクニックや演奏の音質などは、プロには到底敵わず、お聞き苦しいところも多々ありますが

無料で気軽に楽しめるものとしてご覧いただければ………😭

 

 

 

 

ちなみにBGMの選曲ももちろん私によるもの👍

【いわゆる名曲】と、「は?」レベルの【マニアックな曲】とのバランスがすごい。(自分で言う)

 

ベートーヴェンを知らない人にも、がっつりヲタクさんにも、どちらにも楽しんでいただけるものにしたいので

簡単な曲目解説はこちらのブログに書こうと思います(^^)

 

 

 

6月16日(火)、第一話公開予定!

お楽しみに\(^o^)/

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やっと光が…!

お久しぶりです(ToT)

 

前回の記事は、4月5日。

めっちゃくちゃコロナってる時ぶりですね。スミマセン。

 

新規感染者の増加も落ち着いてきて、街にも活気が戻り始めて

かなりかなりホッとしています🙂

 

 

いやー自粛生活、意外にしんどかったのよ。

 

別にね、普段からインドアですよ。

予定がない日は喜んで家にいますよ。

人生ずっとStay at Home でしたよ。

 

 

でもねー、【好きで篭る】や【気づいたら篭ってた】

 

ってのと

 

「家から出るな!」って言われて【篭らなくてはならない】ってのはやっぱ全然違う。

 

感染しちゃいけないって気を張ってたりとか、世間の暗い空気にも気持ちが侵されつつあったのもあり

それなりにコロナの悪影響受けてました。

 

だから最近、仕事や音楽・コンサート関係の話が世界で動き始めているのが

本当に本当に嬉しい!!!!😭😭😭

 

コンクールの開催が発表されたり、ずっと閉館してたホールが通常営業したり

自分に直接関係のないことでも嬉しい!

 

もちろん、自分の秋以降の演奏会についての打ち合わせなんかも前に進み始めたのもめちゃくちゃ嬉しい!!!

 

 

気を抜いてはいけないし、以前のような形でコンサートできる日はまだまだ来ないかもしれないけど………とりあえず今は心からハッピーです\(^o^)/

 

 

 

でも、もうこれから先の人生でこんなに家の中にい続ける日々はないやろうなぁ。てか来たら問題。

 

 

というわけで、今回の異常な状況の中「今しかでけへんからやっとこ……」と何やってたかと言うと

 

4月は

 

演奏音源・動画の整理

 

とか

 

今まで行った演奏会のパンフレットの整理

 

とか

 

ひたすら整理整頓片付け……。地味な感じで過ごしておりました。

 

 

 

で、5月は

YouTuber してました。爆

 

[http://YouTube :title]

 

 

YouTubeチャンネルは以前からあったものの使用用途はコンクール応募用とかが多くて

あまりみなさんにお見せするスタンスじゃなかったんやけど

これを機にほんのちょっと稼働してみた😅

 

 

演奏動画もいくつかアップしたんやけども

 

それよりもぜひぜひ皆さんに観ていただきたいのは

ずっと「やらななぁ〜〜〜」と思い続けていてようやく作成できた

 

原 由莉子ウィーン世紀末シリーズのダイジェストムービーです!!!

 

私がひたすらカメラに向かって一人で喋っている動画です!!!

(弾けよ😂)

 

しかしこのテンションで、この内容のものを語ってるヤツはかなりレアではなかろうか😎

 

 

2月に行なったVol.1「アルマの愛した芸術家たち」でお話しした内容、この記事↓の内容とはカブっております。

 

klavier888y.hatenadiary.com

 

 

コンサート再開がいつになるかはわかりませんが……

私のピアニストとしてのライフワークを皆さんにお伝えする一環として頑張って作ったので

めちゃくちゃ恥ずかしいけど………お手隙の際にどうぞご鑑笑くださいませ😂

 

①→②→③と、順番に編集の腕が上がってるところもミドコロ(笑)

 

 

完全帰国時のお土産大公開🌟

それなりに長く住んでいると、完全帰国の時に自分のためになにが欲しいかわからなくなりそうだったので

「後悔してはいけない!買い忘れのないように!」と、最後に買って帰るお土産選びにはずいぶんと前から慎重になってました☝️☝️☝️

 

完全に私の趣味ですが、中でも「これは買ってきてよかった✨」ってものをご紹介したいと思いまーす\( ˆoˆ )/

 

 

 

 

・楽譜

 

さっそく色気がなくてスミマセン←

 

Wienで一番の老舗楽譜屋さんDoblingerで、「これはなかなか日本にはないぞ!」という楽譜を買い占めてきたよ🤩

特に、私のやりたいウィーン世紀末系の楽譜は日本で入手困難なものも多いので、ここぞとばかり……!

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大学の図書館のラインナップも変態並みなので← 今後使えそうなものはコピーしまくってきた❤️

大学の図書館も大好きやったなぁ。よく、用もないのにいました。

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論文時にお世話になった、コルンゴルトコーナー
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ついでに、最後に行った時の本校舎の写真( ;∀;)
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・O bagのバッグ

 

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このブランド、日本未進出なんやけど

初めて見た時から「なんてカワイイ!」と思ってて。

だって、カバンに「bag」って書いてあるねんで!!

 

本体や持ち手が全部別売りで、好きな色や素材で自分デザインにカスタマイズできるカバンなのです❤️

 

 

「帰国の時には買ってかーえろ!」と思ってて、マリアヒルファーの店舗へ行ったら

なんとなんと閉店セールでかなりお安くなっていたという大ラッキーでした(//∇//)✨

 

Obagが日本に入ってきたら、絶対オシャレインスタグラマーの間で流行ると思うから

私はいち早く流行を先取りしていると勝手に思っている(爆)

 

 

 

 

・陶器の置物系

ウィーンを思い出せる記念品として買ってきたものたち

 

モードでお洒落なネコちゃん2匹セットは、ハンガリーのブランドのもの

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電話の形の小物入れは特にブランドものじゃないし100円ぐらいやったからおそらくただのガラクタやけど、ちょう可愛くて気に入ってる!

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この2つはフローマルクトで買った😎✨

 

 

このニワトリさんはポルトガルのお土産🇵🇹

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他にも、クリスマスマーケットで買ったくるみわり人形も持って帰ってきたし

 

フローマルクトで見つけた、イースターのタマゴの飾りも、現在お家で活躍中です。

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飾る系、意外に多い!

 

 

 

 

・ヨーロッパで買う世界地図

 

友達の助言により、なるほど!😳と思ったので真似し。

ヨーロッパが真ん中に配置されてる世界地図!

なるほどこれは日本にはない〜!!\(^o^)/

 

本屋さんの地図コーナーで買いました。

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せっかくやから、ほんとは子供部屋に貼るようなかわいいイラストの世界地図が良かったんやけど、サイズがでかすぎでこれで妥協。

 

しかーし!

最後に行ったフローマルクトで、こんなものを発見したのだ…!!!

世界地図パズル\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

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これこれ!!まさにこういうのを探してたのよぉぉぉ!!!

探し求めてたものが最高のタイミングで目の前に現れてくれました。運命的だ。

 

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ピースも全て揃ってた(;ω;)💓

飾るには手間かかるけど、いつか(いつになるややろ…)かわいく飾りたい💓

ちなみに一回買った地図は返品しました。

 

 

・Wienerlinienグッズ

 

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ウィーンの、バス停とトラム停のえんぴつ💓

かわいすぎて使えない……

 

地下鉄のインフォメーションで買えます。

 

 

・ドイツ語のメッセージカード

 

文房具屋や本屋を廻って、いろんなシーンのドイツ語のメッセージカードを大量買い。

海外デザインはやっぱりオシャレやし、Alles gute zum Geburtstag! と書かれたカードは日本では入手困難すぎるでしょう(笑)

これからみんなにあげるので写真はナシ!

 

 

・ウィーンの風景の本

 

ウィーンやオーストリアの魅力を伝える絵本

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こんな感じで他にも、リンク沿い、シェーンブルン、ホイリゲの風景なんかの絵が載ってて

たまに眺めてはキュンキュンしている💓

 

あとこれも本屋で見つけた

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【100年前の私達のウィーン】

ポストカード48枚セット!

開封なんやけど、こんなんが入ってるらしい

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ステキステキステキー( ;∀;)💓街並みが今と変わらん!!

これも、額縁にいれて壁に飾りたい……

 

 

 

………

 

 

家欲しいな。

 

 

 

 

・美術館図録系、本、ポストカード

 

言うまでもなく、大好きな絵の作品集は買い漁ってきました。

いろいろお気に入りはあるけど、中でも私の宝物はこれ!

 

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シェーンベルクの画集(´⊙ω⊙`)!

 

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シェーンベルクが作曲家としてだけではなく、画家として認知されてるウィーンだからこそ。

 

 

 

てな感じで

まだまだ細かいものは買い物したし、もちろんお菓子やワインもたくさん買ってきたけど

特に紹介したいお気に入りはこんな感じでした💓

 

生活に使ってたものはほとんど全て、捨ててきたり、置いてきたり、譲ったり。

服とか3着ぐらいしか持って帰ってきてない。

 

それでも本系が多いのでどうしても重くなり

荷物は多かったです😂

 

一時帰国の度にちょこちょこ持って帰ったりして

上手にパッキングしてくださーい!

留学最後の日の過ごし方

4月ですね!

ウィーンでの留学生活を終えてから、もう半年も日本で生活したことになるのか。

ありがたいことに日本に帰ってきてから全然息つく間なく、コンチェルト・ソロ・室内楽、とジャンル満遍なくお仕事が続いて、目の前のことに必死で駆け抜けてるうちに

いつのまにやらウィーンがすごぉく遠い世界に感じてしまうようになりました( ;∀;)

 

行きたいよぉ〜って毎日ウィーンに想いを馳せながらも、もう戻るってことに全然現実味はない。

次にウィーンに行く時は、すっかり旅行者やわ。おのぼりさんでもいいから行きたいけど!絶対行くけど!!

まずははよコロナ落ち着いてくれ〜

 

 

 

ということで(?)、4年間の留学生活最後の日、どんな過ごし方をしていたかを振り返ってみる、勝手にセンチメンタル企画です!

 

 

まずは朝から大学へ。

 

ウィーン国立音楽大学ピアノ科校舎

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4年間通った大大大好きな学校。

コンチェルトハウスのお隣、アカデミーテアター上にあるピアノ科校舎。

 

もうすぐピアノ科も本館のLandstrasse に移るそうなので

ここでレッスンすることはもうないらしい😭

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赤いドアがかわいいでしょ?❤️

 

 

ヒンターフーバー部屋は207でした。
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入試、卒試、クラッセン、公開レッスン、その他たくさんの本番……数えきれないぐらい弾いた

リストザールへの入り口。

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ピアノ科がうつったら、リストザールもなくなるの???

 

 

ドキドキしたり、全力スキップしたかったり、キュンキュンしたり、絶望だったり、やりきれなかったり、いろんな気持ちで歩いた学校。

あぁーーー涙が出そうや……


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そしてしばし学校周辺を散歩。

 

学校から歩いて5分のMusikverein!

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Staatsoper!

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旅立ちを祝福してくれてるかのような、真っ青な空のいい天気☀️

 

ここ2つも、ほんっっっっまによく通った。

私が留学生活において一番大切にしていたのは、コンサートに行くことには時間を惜しまないこと。

いろんなシーンに立ち会って、いいものも悪いものも、とにかく数をたくさん聴いて

コンサート経験値・人生経験値を増やせたことは、何よりも誇り✨

 

 

Kärntner Straeße を歩いて( ;∀;)

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Stephansdom を見あげて( ;∀;)
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銀行に行ったり、お土産買ったりの用事を挟みつつ……

 

夕方からは、私にとっての1番のパワースポット、Secessionへ。

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最後の日は絶対行くと決めてたセセッシオン。

 

ボーっと座って、ずーっとベートーヴェンフリース見てた。ずーっとずーっと。

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音楽、芸術する悦びや尊さを感じられる大好きな場所。

体の中の邪悪なものが抜け、キレイな酸素が入って全身を駆け巡るような気持ちになります。

 

外の可愛いイラストも❤️

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ウィーンの持ってる、芸術の力を最大限に体に染み込ませました。

 

 

 

 

そのあと、こちらも超思い出の詰まったカフェ、Tirolerhofへ。

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なんてことないけど大好きなんよなぁ。

 

本番やコンクール前は必ずここに来て居座り、楽譜を読み込む勉強をするのが、いつのまにかルーティンになっていました。

地元の人たちのおしゃべりをBGMにしながら、たっくさんの曲をアナリーゼしたな。

 

 

後ろ髪を引かれつつ、ほんっとに最後のシュテファン大聖堂を見て

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最後の地下鉄に乗り
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帰巣。

 

 

最後の晩餐。肉と酒。以上。
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翌朝、ついに旅立ちの朝!

友達に家まで来てもらい、空港へ。

23キロスーツケースを2つと8キロの持ち込み荷物だったのでね(^◇^;)

最後の最後まで本当にありがとう!!!

 

 

 

空港では、なんと、初めて、、、
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Demelへ!!笑

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ウィーン最後の日にして初めて、デーメルのザッハトルテ食べたwwwww
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いや、うん、めっちゃ美味しかった。

 

4年間のウィーン留学生活、最後の最後に出した結論は、私はザッハーよりデーメル派でした。

 

 

フィンエアーヘルシンキへ。
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関空行き。最後の長距離フライト。
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ちなみに、日本に着いて一番初めに食べたものは、うなぎでした。

 

 

 

これがちょうど半年前の出来事。

この時は、世界が今みたいになってるなんて、全く想像もしていなくて

人生何が起こるかわからん、ということを改めて痛感しています。

 

 

だけど、まさに今こそ!

ベートーヴェンフリース・第九の!

Alle Menschen werden Brüder

(全ての人々は兄弟になる)

だよ!!!

 

地球上の全てのみんなが、少しでも明るい気持ちで、この状況を乗り越えられますように。

 

 

 

またウィーンに行きたい。音楽聴きたい。先生や友達に会って、しゃべってハグしたい。

 

 

いつか来るその日まで、私もパワーアップするぞぉ\( 'ω')/