バラを愛でる&Klavierquintett von Korngold
ワルトシュタイン翌日は
二日酔いの体を叩き起こして、Volksgarten へ薔薇を見に٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
迷い込んでもーた感満載のカモ🦆
どぅーん
満開でございます!
都会の中にも自然が溢れてるのは
ほんとにウィーンのいいところ☺️
もちろんタダやし。
で、このあと2つの演奏会をまさかのハシゴ。
というのも、メスト×クリーブランドのベートーヴェン交響曲全曲ツィクルス
この日は4&7番を買ってたんやけど
朝、先生から連絡がきて
「今日のコンツェルトハウスでの演奏会の招待券ありま〜す!
今日かいな( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)
先月末、先生と大阪で遊んでる時、もとい、コルンゴルト左手コンチェルトにお付き合いしてる時
散々「今度コルンゴルトのピアノクインテットもやるんだよ〜(^^)まだ見てないけど。」
と盛り上がっていたのに
すみません、すっかり忘れていました。
ちなみにメンバーは、この記事の方々(笑)
先生とウィーンフィルのメンバーによるコルンゴルトのピアノクインテットなんて
聴かないわけにはいかないよな。
なにを隠そう私は、コルンゴルトの論文を書いた女ですからね( ^∀^)←もうネタにしてる
でも、メストのベト7も捨てがたい…(´・ω・`)
もうお金だして買ってあるし(立ち見やけど)、捨てたくはない……(´・ω・`)
ちゅーわけで、先生の演奏会の後半を捨てさせていただき←
コンツェルトハウスでコルンゴルト聴いてから
という美味しいとこどり作戦を決行することにしました……!
返す返すも、先生の演奏会、よくもまあクインテットが前半だったものだよ…
ちなみに後半はメンバーそれぞれの超絶技巧ソロ合戦だったそうな。
で、
コルンゴルト、めーっちゃ良かった!
やっぱり、私すごく好きです!とてもいい曲!
いくつかの曲を知って、彼のスタイルに詳しくなってきて、聴きやすくなったというのもあるけど
増一度(ドとドのシャープ)や二度の重なり
不自然なスタッカートやピッチカートの使い方
弦楽器の、わざと弾きにくく鳴りにくく難しくしてる書き方
に「????」となってるところに
急〜〜〜に世界が開けてエクスタシ〜〜〜💗
ロマンチック〜〜〜💗
ってなる感じがほんまにたまらなく良い\(^o^)/
「????」も、そこまで「????」でもないし。
コンチェルトの時にも左手カルテットの時にも思ったけど
和声やリズムにクセがあるからそっちに気を取られてヨクワカラン!と思いがちやけど
ほんとは、すごーくわかりやすくて美しい簡単な構成なところも好き!
演奏自体もすごく良かった\(^o^)/
弦があまりに難しそうすぎて
「あぁー!ガンバレー!!!あぁーあの人今明らかに落ちているーーー!!!(笑)わろてるーーー!!!(笑)」
ってとこも何箇所かあったけど(笑)
それすらも楽しそうで、なんかよかったです。
いやーこれもいつか弾きたい(*^o^*)
ピアノトリオよりもいい曲なのではないだろうか…!(トリオはop.1だしな…)
ただ演奏中、先生を見て
「え、ちょ、両手つかっ( ゚д゚)…………っていいのか。」
って15回ぐらい思ったwwwww
左手だけの印象が抜けないwwwwwww
何はともあれ、聴けてよかったです…!
前半終わって休憩になって、コンツェルトハウスの外へ出たら
玄関でたとこ(つまりは道ばた) で タキシードの兄ちゃんがタバコ吸ってたんやけど
「・・・ん?え?あれ?
あなたさっきヴィオラ弾いてませんでした???(´⊙ω⊙`)」
不良wwwまったくけしからんwwwwwwww
でも死ぬほどセクシーでわりと萌えました。ファンになった←
この後のメストはこれまた暑苦しいので、次回へつづく。
Danke! Lieber Ludwig!
ハイリゲンシュタットの遺書の家での演奏会
なんとかなんとかなんとか終えることができましたぁー(;ω;)(;ω;)(;ω;)
↑弾き終わったとこ
しんど…かっ……た…………_(:3 」∠)_
ワルトシュタイン、自分の中では結構色々考えて、真面目に作ってたんですけど
3日前のレッスンで先生に聴いてもらったら
「この曲、ふつうに弾いてるだけじゃ信じられへんほどおもんないやん?(´・ω・`)気持ちとエネルギーが足らなさすぎる(´・ω・`)もっともっと大げさに表現しないと。Ja〜?(´・ω・`)」
と完全呆れモードで言われ
その日注意されることは、全部やってる「つもり」のことばかり………
もう逃亡して出るのやめようかと思いました←
こんなに自信のない曲をお客さまに提供するなんて申し訳ないし
こんな弱気な気持ちやと、弾けるもんすら弾けなさそう(;_;)(;_;)
でも、そのレッスンの翌日
Musikverein で メスト指揮のCleveland オーケストラで
ベートーヴェン、プロメテウスの創造物・1番・3番
を聴いたの!
で、そこで
やっぱベートーヴェンいい……!!!(((o(*゚▽゚*)o)))
ってなったの!!!
それも、プロメテウスを聴いて(笑)
プロメテウス、多分初めて聴いたんですが
なにこれ!!めっちゃいい曲!!!
それこそ、なんもなかったら退屈そうやけど
さすがメストでとってもイケてる演奏やったし!!
で、単にC-Dur つながりなだけかもしれんけど
私の中で
「これやーーーワルトシュタインーーー!」
と思って(((o(*゚▽゚*)o)))
客席にいて「ベートーヴェンいい曲!」って思う感覚をもらえて
とてもしっくりきたのでした。
そのあとのエロイカこそ、ワルトシュタインと同時期の作品やから
色々似たエッセンスなんかも浴びたりなどし。
っしゃあーまだ頑張れる!!!!!!
って本番2日前の夜になった(笑)
外からの刺激ってまじで大事やわ(>_<)
翌日は自分がお客さんになったら何を聴きたいかを考えて
録音という録音を隅々まで聴き
なんとか自分の中のワルトシュタインの理想が完成(前日)
本番の日はとてもいいお天気!☀️
すごく木の音のするベーゼンのピアノで
トリルかな?それとも鳥さんのさえずりかな?💕←言い過ぎ
みたいな開放的な環境(*´꒳`*)
それに加えて、初めてお会いしたオーガナイズのおじいちゃん先生(私の先生たちの先生!)が
すごーくいい人で(*´꒳`*)
午前中のリハで弾いてて、スビトピアノのタイミングが上手くいった時とか
「うん、今のschön だよユリコ〜!(^^)」
ってめっちゃ褒めてくれるの。ユリコご機嫌。
おかげでリハで初めて「あぁ早く本番で弾きたい!」ってなって
あとは楽しかったです\(^o^)/
お客さんもめーっちゃいっぱいいてびっくりした!!!
演奏そのものは、まだまだ未熟で
緊張に耐えられるテクニックが足らなさすぎるのをひしひしと感じたし
かなりかなりうわーん(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) て感じやったけど
まあでも、特にこの作品に関しては、ずっとずっと未熟やと思っていたいな………
などと自分に言い訳をしています←
それでもお客さんからはいっぱい話しかけてもらえて
「ワルトシュタイン、いい曲だねー!」と、私が一番欲しかったお言葉を頂戴できたりもして
単純に嬉しかった(ToT)✨
すっっごーいメンタルやられたけど
こんな大曲・名曲を勉強できて良かったです。
なによりも、ベートーヴェンちで演奏できたなんて
こんな貴重な機会なかなかないよね(ToT)✨
有り難い限りでした。
終演後はもちろん ホイリゲにて打ち上げもして
たらふく食べて飲んで🐮🐷🐔🍷
とにかくご機嫌な一日でした(*^o^*)
ベートーヴェンありがとう!!!
お土産にもらったベートーヴェンあひる🐤
自分でも買おうとしてたぐらいちょっと欲しかったから嬉しい(笑)
Waldstein を弾きます!
5月26日(土)、14時より
ハイリゲンシュタットの遺書の家、ベートーヴェン博物館にて
Tag der offenen Tür のイベントがあり
そのなかで17時ごろ、ベートーヴェンのピアノソナタ op.53 「ワルトシュタイン」を演奏致します!
「ユリコ、今度ワルトシュタイン弾く?」
と言われたときに
「は???なに???なんで???なに言ってんの???」
というリアクションやったぐらい
「なんでよりによってワイがワルトシュタイン・・・・」と思うぐらいもともと苦手意識最大級な作品・・・(~_~;)
やったのですが・・・
やればやるほど・・・・・
むずかしいです!!!!!(T_T)(T_T)(T_T)
音楽的に難しいのは当たり前なんやけど
まずこれ、普通に弾くのがめちゃめちゃめちゃめちゃ難しい!!!!!!!
テクニック的にか~なり難しい!!!!!!!!!
んで、やっとよちよち弾けたところで、全然曲にならない!!!!!!!!!!
これは私の勝手なイメージですが
なんかこの曲を聴いていると
自然とか地球とか大地とか
そういう、人が手の届かないところにあるものが描かれてる気がするのよ・・・。
1楽章でプレートが動いて地面ができて(シュタイン=石)
2楽章で母のぬくもりみたいなのがあって
3楽章で命が芽吹いて木が生えて森になる(ワルト=森)
・・・みたいな。(あくまでも勝手なイメージですよ)
普段ちゃらちゃら生きている私のような人間からすると、このテーマは壮大すぎて、とんでもない大きな山を登らなくてはいけない気分です。
でもこんな正真正銘の大曲を思いっきり勉強できるのは、本当にうれしいこと!
ギリギリまで楽譜を読んで読んで読み込んで
作品に少しでも近づきたいです。
勉強や勉強やー!!!
せっかくウィーンの森を散歩もしたしね\(^o^)/
私の出番は17時ごろですが、イベントは14時からやっていて
ピアノソナタ 熱情、田園、ワルトシュタイン、op.111のソナタ(最後の32番)
のほかに
も聴けます!盛りだくさんすぎる~!!!
お近くの方は、どうぞお出かけください。
頑張ってます!!!!!!!
ウィーンの森へ🌲🌲🌲
俗世を離れようと(病んでる)、ウィーンの森へハイキングへ行きました(^^)
ハイリゲンシュタットからKahlenberg 行きの38Aのバスに乗り
Cobenzl Parkplatz で下車!
カーレンベルクへ行く途中いつも「ここは一体なんじゃろな〜?」と思っていた
レストランとかある、サービスエリアみたいなところからスタートです🌟
とりあえずはこの地図のコースを参考にしてぐるっと一周して歩いてみることに。
地図中央右端からスタートで
この看板とレストランの間の小道を入って行くと、急に大草原と丘!
ただ、こんなしっかりコースになってるんやし、一周するだけやから簡単やろう、と下調べなしに行ってみたら
結っっっ構迷子になったヽ(;▽;)ノ
絶対正規のルート歩いてないし
だいぶ蛇行してるし
かなりショートカットして帰ってきた(笑)
コース外れてたら現れた、Sisi Kapelle シシィチャペル なる建物🔔
いわゆる、【ウィーンの森】へ来たのは初めてだったのでテンション上がる(*⁰▿⁰*)
森
超森
ひたすら森
川沿いに生えまくってる、ニラとして使える野草、Bärlauch を摘んで帰るという目的もあったのですが
食べ頃は花が咲く前らしく………
4月初旬ぐらいに来なあかんかったようです。゚(゚´ω`゚)゚。
勝手なルートを歩いたけど
ちょうど1時間半ぐらいで元の場所に戻ってきた!!
普段ここまで自然に触れることは流石にないから
マイナスイオンを吸収できて気持ちよかったです(*'ω'*)
今だけの春の最高の季節
また森歩きしたい!!!
Samson et Dalila リベンジ!
↑ウィーン美術史美術館にあるサムソンとデリラ
前回より40分早く、16:20から並びました!!ガチ勢!!!
ふた部屋目の真ん中ぐらいだった😊
もっとガチ勢、ひと部屋目の人は何時から並んでるのでしょう………
ここで、ドレスコード問題新情報!!
↑では、ズボンの丈についてガヤガヤ言われてる人を見たんだけど
この日は、ジャージの中国人が、係の人に「脱げ!」と言われていたっ!
そのジャージの子も、「なんでわざわざその格好でオペラ座来たし……(´-ω-`)」てな
サイドにラインのガチジャージに、パーカー、スニーカー、キャップ、という
それはもうパーフェクトなルックスやったんやけどもさ。
それにしたって、18時前まで並んでカッサが開いてからの警告はかわいそうじゃない!?(´⊙ω⊙`)
こないだは並ぶ前に言われてたから
それならまだH&Mに行ったりできるけどもやな。
その子がどうしたのかは知りません。。。
そんなこんなで中に入ると
やっぱりすごい人!!!!!!
さすがに舞台正面はマークできたけど
モニターは一人ひとつ確保できる感じではなかったし
「おまえ場所とりすぎや!!!」の声が飛び交うし
「おいおいさっきその人おらんかったやろ!絶対ついさっき来て合流したやろ!そいつおらんかったら私柱避けてもっとよく見えるのに!!」←私の日本語
と、戦争状態でした/(^o^)\
予想通り、車椅子スペースも多かったし
開演時間には、ガレリーいっちばん端まで人が入ってる状態(°_°)
みんな人気公演のことよく知りすぎ……さすが音楽の都の住人………
で、中身ですが!!!
※ネタバレあり※
サンサーンス、もともとめっちゃ好きで
ロマンティックやしドラマティックやし…♡てのは思ってたんやけど
単に曲調がロマンティックでドラマティック、なだけじゃなくて
きちんとストーリーに沿ってドラマティックなんやな、と学んだ。リストに近いかも?
物語を盛り立ててくれる、素晴らしいBGMって感じがした!映画音楽!
どうなんねやろ…どうくるんやろ………
っていうドキドキの心情をサンサーンスが音楽で煽ってくる感じとか
すごかったです!!!!
否が応でも盛り上がる!!!!!
合唱も多いから、物理的に音量の幅も、音のでかさもでかくて、テンションも上がるし。
BGMクオリティももちろんやけど
やっぱり白眉はアリア(´;ω;`)✨
美しい………!!!!
そしてなんといってもガランチャの歌姫オーラがすごい!!!!
デリラがでてきた瞬間の
絶対的な「今日の主役来た!感」に惚れ惚れ💕💕
サムソンだけじゃなく、観客全員の耳を引きつける声やったわぁぁぁ!!!美しい!!!!
悪女感も良い!!ステキな女スパイ!!!騙されたい!!!!
あなたの声は〜 もよかったけど
私的には1幕の終わりの「春の訪れ」?のアリアの方が
最高にキレイやってうっとりしました(´;ω;`)✨
たぁっぷりしたサウンドとテンポ、ぬわ〜ん💗とした感じがめぇっっちゃよかった(´;ω;`)✨✨✨
「ガランチャ?何それ名前??」
ってぐらい歌手のこと知らなかったけど(ただの無知)
一気にファンになったわぁぁぁ〜💕💕💕
サムソンのアラーニャも良かった!!!
今まで聴いてたテノールの声と
聴こえ方、届き方が全然違った!!!
ダリラ~ダリラ~~
ジュテ~ェェェェェム!!!!!
(あ♡聞き取れた♡)←アホ
しかし、デリラのアリアと同じぐらい、超個人的に楽しみにしてたのが
3幕のバッカナール ですよ!!!!!!!
バッカナール、高校の時の音楽科定期演奏会でオケの子達が演奏してたんやけど
当時大っっ好きやったの!
私だけじゃなく、みんな大っっ好きやったの!!!
中高生って、なんかよくわからんけど
あぁいうアラビア系?エキゾティック系?の音楽好きやもんな。
で、こないだの、セヴィリアの理髪師序曲は忘れてたけど
今回は行く前から
「サムソンとデリラ…………バッカナールやん!!!!(*゚▽゚*)」
とちゃんと思い出していました。よしよし。
2幕の後の休憩に入った瞬間に
オーボエの人が出だしをさらいだして笑った。そらやるわな。
んで、お待ちかねの3幕。
まず、「この曲ってこんなとこでやる曲やったんや……………」
という衝撃/(^o^)\
勝者デリラチームの皆さんが、目玉をくりぬいたサムソンをおちょくりながら宴会しているとこで繰り広げられる
余興のエロい踊りやったんですよ、バッカナールって。知ってた?
(もう完全に高校時代の友達に向けて書いている)
んむ。
で、この日の演出がところどころ現代チックでね
2幕のサムソンを誘惑するデリラの部屋は
真ん中にステキなお風呂🛁のある感じやったし
バッカナールの踊りは
赤いハイヒールブーツに黒レオタードのチャンネー達がシャンデリアの下で
サムソンを踏みつけ、酒を頭からぶっかけながら
くねくね踊る感じだったのよ。
S M ?
一体何を見せられているのか……(´ω`)
これから死ぬまで一生、バッカナールを聴く度に
赤ブーツにレオタードのチャンネーの絵が脳内に浮かぶのだわ(´ω`)(´ω`)(´ω`)
強烈な視覚情報に神経が全部いってしま……わないように負けずにちゃんと聴いたけどね!!!
耳からだけでも十分ゾクゾクした!
崩壊寸前な狂ったアッチェレの感じとかすごくよかった!!!
あとは……舞台装置が派手やった。(笑)
雨は降るし、舞台水浸しにするし、火もでたし、人も燃えてた。
金使ってルゥ〜!
そういう意味でも、ほんとに映画観てるみたいに引き込まれた上演でした。
エンターテイメントとしてのレベルが高かったなぁ!
カーテンコールも全然鳴り止まず
ガランチャもアラーニャも何回も出て来てくれて
興奮のウィーンオペラ座!!!でした(*´ω`*)
しかし、疲れた。
やはりオペラ並ぶのはまーじで疲れる。長いし。
暑かったり寒かったり、気温も不安定やし
なんか情緒も不安定(笑)なので
体に気を付けます。
シンデレラ👠@Volksoper
今日のウィーンは日中気温14度とかでした😇☔️
昨日は半袖Tシャツやったのに
今日はウルトラライトダウンを着たわよ😇
寒かった…………
さて、そろそろ入試前シーズンということで
日本からやって来る人がとても多い気がします!
今日も初めてお会いする、ピアノ科入試を受けられる方とお茶🍰をして
その足でStaatsoper へ〜!!!
…………の予定やってんけど
2時間前に行ったら、すでに最後尾は屋外( ; ; )
サムソンとデリラ、ガランチャがデリラということで超人気みたいです( ; ; )
他の公演日は、週末の祝日なので、唯一平日の今日を狙ったんやけど………( ; ; )
きっと車椅子席もいっぱいでてるやろうし、2時間並んだのに微妙な場所だと嫌やなぁ……と考え
今日はおとなしく撤収…!!!
実はこの前日、コンツェルトハウスであった
コンセルトヘボウの
ガッティ指揮、トリフォノフのプロコ3番ピアコン とマーラータイタンという激アツ公演
当日学生券買いに行ったんやけど
まーじで人気公演で
Abendkassa 開く前から並んだのに
まさかの残券5枚!!!で売り切れて買えませんでした( ; ; )
並んだのに聴けなかったってなると
逃した魚はでかかったというか、めーちゃめちゃ悔しくて………
で、今日、ガランチャで同じ想いはもうしたくないということもありさっさと諦めたけど
代わりに、なんとなーく観れたらいいなぁーん とゆるゆる思ってた
Volksoper のバレエ、シンデレラを観に行きましたですよ✨
題して
プロコリベンジ🍊🍊🍊
12月末にくるみわり人形を観て以来ずっと
私の中で地味にバレエがアツく!
バレエもっと観た〜いって常々思っていたものの
ここのシンデレラはこんな感じやって………
Cendrillon (Aschenputtel) – Trailer #2 | Volksoper Wien/Wiener Staatsballett
んむ。。。
私の知ってる
チュチュ💕トゥシューズ💕ティアラ💕白タイツ王子💕
………の世界とは随分かけ離れてるけど大丈夫か??
コンテンポラリー演出はいっかいも観たことないし
若干の恐怖というか、心の距離感があったわけです。
が、 が、 が!!!
これがもーーーーーーーーー
良かったなんてもんじゃないぐらい良かったーーーーーーーーーーーーーーーー
なにがどう良かったのか書かないとブログにならないので今めっちゃ考えてるんやけど・・・
どこをとってもそれぞれ良いから
いちいちあれがいいとかこれがいいとかってのが浮き彫りになってこなくて
総合芸術として全体的に良い・・・ッ!
技術の上手い下手は全然わからんなりにも、ダンサーはそれぞれすごいひきつけてくると思ったし
帰りに演奏終わったオケの日本人の方が「あのダンサー上手だよぉ~ちゃんと演技ができてる!」とお話ししているのを盗み聞きもしたし
で、演奏もめちゃ良かったと思うし
不安やった演出や振付も、攻めはしてるものの決してクラシックの枠をはみでてはいないし
うん、プロコの音楽にとても尊敬を感じる振付やった!!!←うまいこと言えました
何度鳥肌がたったかわかりません!
約2時間弱、全く退屈しなかった!!!
あとスーツにネクタイでバレエ踊るの、いい。←これはただのフェチ
で、調べてみたら
この公演の振付担当してた、ティエリー・マランダンさんという方
マランダン・バレエ・ビアリッツというバレエ団の芸術監督で
コンテンポラリー振付師としてすげえ人らしい。
なるほど、ウィーンフォルクスオーパーのシンデレラがこれってわけじゃなく
このマランダン氏のシンデレラがこれやったってわけか。
ちょうど今週、ケーブルテレビ局のクラシカジャパンでもマランダンのシンデレラが放送されてたみたいで
ホームページ内にあった番組説明がコチラ↓
ワクワクが止まらないファンタスティックなステージ!マランダン・バレエ・ビアリッツによる愉悦と幸福の「シンデレラ」
フランスとスペインの大西洋側の国境近くの高級リゾート地ビアリッツを本拠地とするマランダン・バレエ・ビアリッツは、パリ・オペラ座やナンシー国立バレエのダンサー出身の振付家ティエリー・マランダンが芸術監督を務め、クラシックバレエとコンテンポラリーダンスを結びつける初の国立振付センターを作ろうというフランス文化・通信省の要請によって、1998年に文化・通産省とビアリッツ市、バスク政府の共同でマランダンが創立した国立振付センターを兼ねるバレエカンパニーです。
この番組は、2014年ヴェルサイユ宮殿の王室オペラ劇場で上演された『シンデレラ(サンドリオン)』。何といってもエウスカディ(バスク)交響楽団が演奏するプロコフィエフの音楽が素晴らしく、洒脱でスマート、そしてアイロニカルな小気味よさとともに、何と楽しいこと!マランダンが音楽と戯れるように振り付けた舞台は、音楽に勝るとも劣らず、実にファンタスティックで鮮やか、愉悦に満ちています。
白い床と、たくさんの靴が散りばめられたブルーの壁というステージの中で、クラシックバレエの確かな技術に裏付けられたダンサーたちは、自由でなめらかでシャープな踊りを披露。ソロやデュエットのみならず、コール・ド・バレエの動きとフォーメーションの面白さは必見です。
舞踏会で初めて会うシンデレラと王子が、戸惑いながらも惹かれ、どんどん伸びやかになるワルツの神秘的な美しさ。シンデレラが去った後の王子のおかしいくらいのソワソワ感。一方のシンデレラは、一度夢をみてしまったからこその別れの切なさが音楽からも踊りからも沁みだし、観ている私たちの心を打ちます。もちろんハッピーエンドで、最後のシーンまでお見逃しなく。
次はどんなシーンが出てくるのだろう?と始終ワクワクせずにはいられない、愉悦と幸福の『シンデレラ』です。
でした(^_^) (丸投げ)
あとはもう、プロコが天才すぎて(T_T)うづぐじい~~~(T_T)
でも、この振付のために、プロコフィエフが曲書いたの?どっちが先??って錯覚してしまうぐらい
波数というかムードみたいなものがマッチしててすごかったです。
マランダン・・・好きだ・・・っ!!!
完全に新しい世界が開けた日でした\(^o^)/うれしい\(^o^)/
こういう出会いが留学の醍醐味だなぁ。
ただまたYoutubeを観漁ることになりそう・・・(~_~;)
正しい日曜日の過ごし方@Wien 後編
この日は図らずも第一日曜日だったので
「無料で博物館行こ!!」となり
ベートーヴェンの遺書の家行ったことないっていうから
急遽ハイリゲンシュタットへ\(^o^)/
全く予定してなかったけど
こうやって軽いフットワークで動けるのは
コンパクトシティウィーンのいいところ\(^o^)/
久々に遺書の家、Beethoven Museum に行ってみたら
めっちゃ改修されててびっっっっくり!!!!!!😳
前は一部屋が博物館になってただけやけど
今は、ベートーヴェンの時代・テーマごとに
6つの部屋に分かれた展示がされてます。
展示内容も前と全然違って楽しめました…!
聴力をカバーするために、スピーカーみたいになってるピアノ
や
ベートーヴェン家のドア🚪
の他にも、自筆譜や彼の耳の骨とか髪の毛とか(ほんまか!?)
というアカデミックなものはもちろん
鍵盤を押すと、時代ごとに耳を悪くしていくベートーヴェンの聞こえ方が
ヘッドフォンから流れる曲の音量でわかるというやつ
のような、最新技術によってなせる技まで!
年代別・ベートーヴェンが作品を献呈した人たち一覧
おもろい!(*'▽'*)
外観の壁とかも塗り替えられて、モダーンな感じになっちゃってちょっと残念かなと思ったけど
展示の内容は充実です!
前までとは全然違う、もはや新しい博物館になってるので
行ったことある方も是非もう一度!\(^o^)/
毎月第一日曜日はタダで入場できます\(^o^)/
さて、帰路についたその時
遺書の家を出てすぐのホイリゲに目が止まり………
ずっと外にいてめっちゃ喉乾いてたし
思わず引き寄せられてしまう私たち(*´Д`*)🍾
キリッとよく冷えた白ワイン、さいっっっっっこうに美味しかった!!!!!!!!
雰囲気も良し💖
こんな明るい(といっても17:30だけど)うちから
外で酒を飲む美味しさといったらない!!!!
こんな幸せが他にありますか!?!?!?!?
私たちの出会いは、小5の時に受けたコンクールで順番がたまたま前後やったことから友達になったんやけど
「あの時二人ともバッハのシンフォニア15番弾いてたよねー」とか話すと
改めて恐ろしく昔からの仲で(笑)
同じ関西住みとはいえ、中高生の間は
年に一回か二回、コンクールで偶然会う、ってのを繰り返してただけやけど
二人ともずっとピアノをやめないまま生きてきて
今こうして一緒にウィーンのホイリゲでワインを飲んでいるかと思うと………自分たちの成長に泣ける…………(T ^ T)✨✨✨
シンフォニア弾いて、プロフィール帳書いて、文通してた私たちが
ハイリゲンシュタットの遺書の家の隣で白ワインやで!?!?!?(T ^ T)✨✨✨✨
なんという奇跡でしょう(T ^ T)✨✨✨✨✨
これからもお互い頑張ろうね…………(T ^ T)✨✨✨✨✨✨✨✨
………と感傷に浸るだけ浸って、本日は終了…!
街へと降りて行きました(笑)
本当に本当にかけがえのない時間を過ごすことができました。
頑張るパワーを充電できた感じ!!!
これもウィーンという地の魔法やな♫
というわけで、ウィーンフィルだけは残念やったけど
あとは充実しつつものんびり過ごせて、思い出もいっぱいできました!
最高のお天気に恵まれた、最高の日曜日!!!ありがとう♡♡♡