すったもんだ日記帳 Yuriko Hara’s Blog

Pianist 原 由莉子 のmusikalischな日々

ソコロフを聴いた

お久しぶりです〜 🐥

 

あっという間にクリスマスが終わってしまった(>_<)

 

 

最近はというと、ドイツに留学中の大好きな友達がウィーンに来てくれ(;ω;)♡

二人でハンガリーへ旅行し♡

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(↑また書くよ)

 

 

クリスマスイブにウィーンへ帰ってきて

夜は日本の大学時代の仲間たち集合でパーティー

 

豆腐、えのき、油揚げ入り、しめはおうどん

という、大☆贅☆沢 な、ちゃんとした日本のお鍋 に

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オバラーのチョコムーストルテをホールで(//∇//)♡
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あとは、ビールやらワインやらマッコリやら焼酎やらリキュールやらで夜中まで……🍾

 

 

 

でしたっ🎄🎁🎅🎂⭐️

 

 

 

 

 

さて!時は12月初旬に遡りまして

今更ながらグリゴリーソコロフのリサイタル@コンツェルトハウス の感想をば。

 

 

 

私、あんまりピアノソロを聴きにいかないので

有名なピアニストの名前も絶望的に知らないのがコンプレックスで……。

 

 

なので、お恥ずかしながら、最近までソコロフさんのお名前も知らなかったわけです。

YouTubeで一曲をとにかくいろんな人のを聴き比べする時に知って、何曲か聴いてみたけど

テンポ設定とかが実はあんまり好みじゃなかったし……←

 

 

 

 

しかしまぁ、私の周りの方たち

それはそれはも〜〜〜〜〜あちこちで、老若男女問わずみんなが口を揃えて

ソコロフソコロフ言うわけ!!!(°_°)

 

ウィーンにいる人だけじゃなく、他の国の留学生とか、SNSとか

なんかとにかく、みんなソコロフが大好きらしい。

 

 

 

アンスネスの時もそうやったけど

やっぱりこんなにもみんなが口で好き好き言う演奏家

一度生で聴いておきたい。

 

有名なピアニストやから聴く、よりも

クチコミの方が断然信憑性があるというか…!

 

 

 

と思って、コンツェルトハウスに行ってきました。

 

 

Großersaal やし、当日券でええやろ〜と思ってカッサに行ったら

まさかの

 

Ausverkauf!!! (売り切れ)

 

 

さ、早速、ソコロフ人気を目の当たりにしてしまったぞ………。

 

 

でも、そんなに人気なのなら、より一層聴きたくなったではないか…!

諦めきれん!!!!!!

 

 

こうなったら、ホール前をうろうろして、チケット持ってる人から個人的に買うことに。

 

 

 

あまりにも高いいい席(70ユーロとか)やとさすがに予算外やし

 

安い!買う!(°▽°)……と思ったら秒の差で他の人の「買います!」に負けたり……

 

 

 

結局、「3人で座るはずやったけど、1人風邪ひいて来れないのよ」っていうマダムから

元々42ユーロの席を35ユーロで譲ってもらえた(*^ω^*)

ラッキーでしたーーー!

 

とは言ってもそれでウィーンフィル立ち見7回聴けるーーーー😭←貧乏性

 

 

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こんな席!照明もこれ。暗い。

 

 

舞台上にも椅子出しまくってるし、これで満席とかほんまにすごいなソコロフ……。

 

 

プログラムはこんな。

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し…シブい………( ̄(工) ̄)

 

 

 

このプログラム見ただけで

「きっとすごい世界が繰り広げられて、わけわからんところへ連れていかれるんやろうな………しんどいな←」

とびびってたのですが

 

 

実際の演奏は、人間のあったかさがいっぱい詰まったような世界の音でした……(T ^ T)

 

 

いや、すごい世界ではあるし、天国的な瞬間もたくさんあったんやんけど

 

 

遠い天国・大げさな天国ではなくて

私たちのすぐそばにあるような天国というか……。

 

交感神経

ではなく

副交感神経を刺激される

 

興奮!!釘付け!!!!一音も聞き逃さまい!!!!!!

ではなく

あぁ〜このまま寝たいなぁ〜☺️

 

と、こういう形の感動もあるのか!

と新しい発見でした。

 

 

 

 

個人的に一番良かったのは、二曲目のバガテル!!!

ほんまに素晴らしかった(;o;)✨

 

ピアノ弾きにとって、ベートーヴェン後期といったら

ソナタ最後三曲(109,110,111)と決めつけがち??やけど

 

ソナタを書き上げた後のベートーヴェンが、バガテル(=取るに足らないもの)と名付けて書いた小品集にこそ

彼の本当の人間らしさ、本音がいっぱい詰まってるような気がして

ひとりの人生を見たような演奏やった(;o;)✨

 

 

 

 

 

若干縁起が悪いけど

ソコロフさんがピアノを弾いてる姿を見てると

大きなのっぽの古時計🕛の歌を思い出したよ…

 

ピアノが大好きで、ずっとピアノと寄り添ってきて、ピアノで語ってくれる、そんなピアニストでした。

 

 

 

あと、技術面?具体的なことで言うと

音が全然減衰しない!!!

 

ピアノといえば、一回鍵盤を叩いたら、あとは音は小さくなっていくだけやのに

ほんまにあれピアノか!?ってぐらい、音が伸びる伸びる!!

一体どうなっているんや…………

 

 

 

 

 

アンコールは驚きの6曲!!!!😳

 

みんな延々と拍手するから

「もー帰らせてあげりーよ😭おじいちゃんしんどいよ😭」

と思いながら拍手していた← のですが

 

あとでネットで調べたら、ソコロフはアンコールが多くて有名らしい!

 

そういうところにも、ピアノ愛を感じる……☺️

 

 

やっぱりライブで聴かないとわからんことがたくさんあるなーと改めて感じました。

 

 

また一つ、新しい貴重な経験が増えて

聴けてよかったです。