すったもんだ日記帳 Yuriko Hara’s Blog

Pianist 原 由莉子 のmusikalischな日々

あと3曲!!!

日本は日に日に春めいているんですか?

ウィーンは今週、この世の終わりのような寒さ&雪でした(T_T)

まあこれが普通で、これまでがあったかすぎたんやけどね。

明日からやっと最高気温が0度まで上がる(!)ので嬉しい限りです。

 

 

さて、書きたいことがめっちゃたまっている!!!

 

 

ひとまずは、昨日、卒試の1回目終わりましたあああああああ

 

一週間前に指定された30分分ちょこちょこしたプログラムを弾く、非公開の試験!

 

私はこれまで友達の試験に行きまくってて

 

↓去年の記事(笑)

 

klavier888y.hatenadiary.com

 

だいたい

 

バッハとエチュードはあたる

そのあと古典

コンチェルト一瞬

 

という構成にあてはめると

 

エチュードとバッハは全部弾いておくとして(それでもサラバンドメヌエットはやってなかったw)

 

古典はベートーヴェンの前弾いた変奏曲とハイドンソナタを用意してたんやけど

ベートーヴェンはマイナーやから、まずハイドンになるであろう

 

でもやっぱりベートーヴェンもウィーンの卒試としては聴かなあかんであろう

てことはコンチェルト2曲(皇帝とドホナーニの変奏曲)用意してるうち、あたるのはベートーヴェンやろう

しかも、皇帝2-3楽章はアタッカ(続きで始まる)やから

まあ1楽章があたるであろう

さらに1楽章最後まで弾くことは時間的にありえないやろう

 

曲は、全部で30分しかないのに一曲だけで15分とかかかる曲、さらに出だしゆっくりの曲とかはないやろう

そして、すでに自分で組んで提出してる一週間後の70分自由リサイタル形式プログラムがばんばんドイツウィーンロマン派プロやから

フランスロシア系があたるであろう

そしてフランス枠でだしてる【クープランの墓】を見たら、普通の先生たちは絶対トッカータ弾かせたがるであろう

 

 

という推理やったんやけど

f:id:Klavier888:20180303231024j:image

 

完璧じゃないすか\(^o^)/

 

バッハのプレリュードを弾かないてのと

ハイドンの二楽章が当たるてのと

エチュードがラフマ(リゲティやと思ってた)やったこと以外は

だいたい予想通りだぁ〜\(^o^)/

 

 

とはいえ、そこまで予想しつつもなにがおこるかわからんから

ちょっとずーつ全曲弾けるようにはしてたし

しんどかった・・・

 

実際、皇帝3楽章全部、というあてられかたしてる子もいるし

私はラッキーだったのやと思う!

 

 

というわけで、つい先週まで14曲(プラス例の必要ないベートーヴェン109)持ってたのが

昨日を終えてあと3曲になったーーーーーー感涙

気持ちの負担が減りすぎて、体重が減ったかのよう!←? 

 

 

 

試験そのものは・・・

 

曲目発表された1週間前から怒涛のレッスンで疲れ果てる←

 

 

ハイドンはリピート無しっていうわざわざ指定……ってことは、他のはリピートせなあかんの?」

「そやね」

「んじゃやっぱバッハって繰り返しの時、装飾いれなあかんよね?」

「本来そやね」

「………一緒に考えてください(ToT)」

 

から始まり

 

「なんかハイドンのアーティキレーション変じゃない!?僕の楽譜使い!!!」

と別の版のを借してもらったり

 

 

しかし先生、水木曜ウィーンにいなくて「試験当日の朝に帰ってきま~す、だから午前中のゲネは一人でやってね~あれすぐーて〜」やったから

急きょアシスタントのクリストフを呼び出して皇帝の伴奏との合わせしてもらったり

 

また旅先からも先生がオススメ録音を送ってくれて

「このテンポよくない?」

「いや私は速すぎると思うけど」とWhats up会議をし(笑)

 

 

…………いったいどんだけ心配させていたヤバイ出来だったのでしょうか・・・/(^o^)\

おんぶにだっこが過ぎる……/(^o^)\

 

 

 

前日ぐらいに、もうピアノのこと考えるの飽きたわぁ~~~ってなったけど←

 

もうまあまあいい年になってんのに

バッハ→古典→エチュード→曲→コンチェルトという

万国共通【THE試験】なプログラムを弾いてることが「私いったいなにやってるんやろ」って

おもしろありがたいということに気づき!!

てかもうこんなプログラム弾くこと人生であんまないし!!!

 

 

本番も、私が弾く直前に

 

「今日のスタインウェイ爆音やから、とにかくピアノに気を付けて!ウナコルダいつもより多めで!もちろんラフマとラヴェルは大丈夫~!」

 

と、今更!?だからゲネ来てよ!!!なアドヴァイスがメッセージで届き(笑)

 

・・・まさにあの手この手でとってもありがたかったヨ( ^)o(^ )💓

先生はとってもいい加減なマメ男なのです←相反しているけどそうなのです

 

 

↑の過去記事でも当時すでに書いてたように

先生たちもそこまでまじめに聴いてない←から

緊張なんかしたらあほらしいわって気持ちやったし

 

 

舞台出る直前も、ドア開けてくれるおじいちゃん教授(奥様日本人)が

「ガンバッテ~(^_^)」

と言ってくれ

「ありがと!がんばる!」・・・あっめっちゃタメ口wwwって内心わらいながら出た(笑)

 

ら、

 

数日後の入試を受けに来てる日本の友達がまさかの試験会場の客席にいて、「なんでおんねん!?ww」てなったり

 

なんやとにかくおもしろい試験でした\(^o^)/ おもしろい試験って…!\(^o^)/

 

 

自分の番が終わって、次の子聴こうと客席はいったら、二人一斉に

先生「( ̄+ー ̄)👍」←ほんとにこの顔

クリストフ「Super toll!🤝」

てな感じだったのが何より嬉しかった(ToT)✨✨3人で頑張った感が(ToT)✨✨

 

ちなみにおじいちゃん教授は

「オメデト〜(^_^)」 

 も言ってくれた(笑)

 

 

 

 …………と、こんなに長々書いてるとまるで全部無事終わったようやけど

まだ終わってないし、てか次回の方が重要やし

そっちの曲はまだ全然練習できてないし

頑張らなければいけないいいい

 

何って頑張る気力・踏ん張る力があんま残ってないところがあと一週間の何よりの課題ですが

 

これまでに、いろんな有名な演奏家さんたちが乗り越えてこられたエグい卒業試験を

自分なんかが受けれているということに喜びを感じて

もう半分ヤケクソですが頑張りたいと思います、、、!

 

 

 

試験期間を助けてくれたものの話とか

ブラームスがアツすぎる第二章の話 とか

ちょっと私太りすぎてやばい話とか

無借金証明書の申請が通ってない疑惑の話←とかあるけど

 

それはまたおいおい〜!