すったもんだ日記帳 Yuriko Hara’s Blog

Pianist 原 由莉子 のmusikalischな日々

ベートーヴェン物語 第四話曲目解説

先月12月16日、ベートーヴェンの250歳のお誕生日に開催した

音楽朗読劇・ベートーヴェン物語。

YouTubeでお届けしてきた一・二・三話、そして初お披露目である最終話を含む演劇風の完全版を上演し、好評を頂きました🙇‍♀️

 

 

しかーし!

YouTube版でお送りしてる、一〜三話の最終話が無いというのもダメだよね、、、

ということで!!!

YouTube版の第四話も製作いたしました😘

 


ベートーヴェン物語 第四話

 

これまでのYouTube版をお楽しみいただいていた方にも、生演奏会にお越しいただいた方にもお楽しみいただけるよう、曲目は変えてあります👍

 

 

てことで、この曲目解説も最終回ということになるね!

相変わらず独断と偏見によるけど今回も書いていくね!!!

 

 

 

 

1.ピアノソナタ第29番Op.106『ハンマークラヴィーア』

 

一分しか弾いてませんが、、、、すんげぇ難しかった!!!!!

 

それもそのはず、ベートーヴェンがピアノという楽器の限界に挑んで書いた曲で、技術的にも無理難題なことを詰め込みすぎて

当時のピアニストには演奏不可能と言われていたそうです。

でもベートーヴェンは「50年ぐらいしたら誰かしら弾けるようになるわ!!」と言ったらしい。

うーん……200年経ってもなかなか弾けないぞ…………

 

タイトルの『ハンマークラヴィーア』というのは、イタリア語であるピアノのドイツ語で

ベートーヴェンが『ハンマークラヴィーアのためのソナタ』と書いたことから、そう呼ばれるようになったそうです〜

 

 

超大作な曲のわりには、すごくさわやかで若々しいキャラクターなんじゃないかなと思うんやけどどうでしょう。

後期になるにつれて、どんどんロマン派的な表現が多くなるソナタの中で

この曲はもう一度基本に立ち返ってみたような、、、前期に登場しても違和感ないかもしれません。

暗くない・重くない、かといって暑苦しくもない前向きなキャラクターが、この後期に出てくるのが逆に新鮮。

 

ちなみに私は、交響曲4番や、ピアコン2番が大好きなので、ベートーヴェンB durが好きなのかもしれないです。

 

2.交響曲第9番Op.125 第四楽章

 

この演奏はピアノ版で、しかも別に価値のある編曲とかでもないので、特に言いたいことはないです←

 

第九そのものの解説については、YouTubeをご視聴くださいませ(^^)

初演シーンのポエティックな脚本は

一楽章からのシーンを表して書いたよ!めっちゃ浸っています!

第九をご存知の方は、想像しながら見ていただけると嬉しいです(^^)

 

 

3.ピアノソナタ第30番Op.109 第一楽章

 

全32曲あるピアノソナタの中でも、上位3曲にランクインするであろう、本当に大好きな曲です。

 

ただ、おそらくピアニストはみんな好きやから(?)、コンサートやコンクールでもかなりよく弾かれる作品なので

手垢がつきすぎているというか…(めっちゃ言い方悪いなwwww)

 

「別に今弾かなくていいかな…」って思ってたんやけど

改めて弾いてみたらやっぱり最高にいい曲やったァァァァァ

 

 

 

これ、楽譜見ないとなかなかわからんのやけど、始まりがアウフタクトなんですよ。

それによって生まれる、浮遊感や非現実感の素敵加減がたまらん。

 

すごく細かく登場する、pやcrescendo、f、のディナーミックも

その『不自然さ』が、夢と現実の間を行き来するような印象を与えてくれます。

 

右手は超高音、左手は超低音、と、使う音域が広く

真ん中がぽっかり空いたスケールの大きい響きは、世界の広さみたいなものまで感じられる気が。

30、31、32番の三曲ソナタの中で一番ロマン派っぽい性格じゃないかなと思ってます。

 

 

かなりどうでもいいけど、これ人生初めて1テイク目を採用した( ^ω^ )←どうでもいい

 

 

4.6つのバガテルOp.126より第3番

 

このベートーヴェン物語の選曲をする時

とりあえずソナタを順番に思い浮かべる

変奏曲集見る

小品集見る

という順番なんですが

小品にヒットする確率が高いヽ(〃v〃)ノ

 

今まではあんまり弾かれない曲を弾いてきたけど

バガテルはまだ一番有名なのかな。

 

 

ピアノレパートリーの後期作品といえば、どうしてもラストソナタ三曲を思い浮かべるけど

このバガテルの方がずっとずっと後に書かれた作品。

 

第九を完成させたあと、いよいよ現世から離れていくような作風になっていく中

この126-3もいい意味で何かを諦めたような安堵感のある、あたたかい曲。

 

声部の展開は後期弦楽四重奏も彷彿とさせる。(脚本にもぴったりでしょ?)

最近、弦楽四重奏第13番Op.130にハマってて(ていうか、13番もB durや!!🙄驚き!!)

そのなかの5楽章が特に好きなんですが

それにもかなり似ている。

我ながら、最終話最後の曲にぴったりな曲を選んだなと自演自讃しています\(^ω^)/

 

これを舞台で演奏して、人に何かを伝えられるようなピアニストにいつかなれるように

技術的にも人間的にも、ずっと成長し続けていきたいと思いました。

 

 

 

 

というわけで、去年6月から続けてきたベートーヴェン物語、ここに終結

 

こんな形でベートーヴェンの作品にたくさん触れることになる年になるとは考えてもなかったです。

企画を持ちかけてくださったくみくみさんには大感謝。

当初は、ベートーヴェン生誕250年にかこつけた生の演奏会の企画として持ち上がったものやったんやけど

コロナの世の中になってしまい、「このまま頓挫かなぁ…」と残念に思っていたところ

リモートでのご提案をいただきました。

 

でもリモートやからこそ、広く浅くたくさんの曲に触れることができて本当に楽しかった〜♫

歴史的な勉強もできたし♫

 

そして、厳しい時期ではあったもののなんとか開催できた12月の生の演奏会。

YouTubeをお楽しみいただいていたお客様にたくさんお越しいただくことができて感無量でした。

ベートーヴェン役を演じてくださった、若月咲弥さんも、本当に深く役作りをしてくださって、素晴らしかったです。

楽家だけじゃなく、いろんな方にベートーヴェンを身近に感じていただけた気がしている!

 

 

新しい活動だったけど、本当にいい経験になりました!

 

たくさんの方にご視聴いただけると嬉しいです☺️✨

フォルテピアノを聴く

去年のクリスマスの日のことを書きます。

いいんだ、もう自分のための日記だから!!!

 

 

 

ピアニスト川口成彦さんによる、フォルテピアノリサイタル。

 

……って、こんなコアな企画を、この筋のプロフェッショナルお呼びして成り立たせちゃうフェニーチェ堺(大阪府のホール)、すごい。

 

我が家から車で約30分のフェニーチェ

クリスマスということも考慮して、1時間以上前に出発

 

 

したものの………

 

 

国道、激混み。

 

 

いやー、完全にクリスマスなめてたわ。

ステイホームとは…。

 

かなり早い段階で遅刻の警鐘。

かと言って、今から近くの駅に車を乗り捨てて電車に乗ったとしても、どうやら間に合わない……。

 

 

進めぇ〜進めぇ〜🚗と念じながら運転しておりましたが

結局到着したのは開演から20分後 泣

 

 

到着してプログラムを見てみたら

なんとっ!!!!!

 

大好きでありながら、実演で聴けることはかなりレアな、ベートーヴェンのアンダンテファボリが載ってる!!!!!

 

 これ

klavier888y.hatenadiary.com

 

 

てか

 

まさに今、目の前のモニターの中で弾いていらっしゃる!!!!!!!

 

 

わ〜〜〜ん

これ客席で聴きたかったよおおおお(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

こんな貴重な機会は、もしかしたら一生ないかもしれんぞ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 

がっくりうなだれながら

スピーカーに張りついて聴かせていただきました………。

見かねたスタッフがモニターのリモコン持ってきて、ボリューム上げてくれたわ………。

 

 

曲間のMCの時にコソコソと入場…すみません、ほんとに……。

 

 

10月にモーツァルトのコンチェルトでご一緒した茂木さんがトークゲストとして出演されておりました。

 

 

あ!今更ですが

フォルテピアノってのは、ピアノが現在の形になる前の

モーツァルトベートーヴェンの時代に使われていたピアノのことです。古楽器ですね。

今のグランドピアノよりも鍵盤の数が少なく、木でできていて、音色も随分と違うんですが

当時は『ピアノ』っつったらこの楽器やったので、モーツァルトベートーヴェンが意図した演奏により近いであろう表現が叶うわけです。

 

続いての演奏は、テレーゼ。

私も秋のプログラムにいれていたソナタだったので、記憶に新しいうちに古楽器版を聴けてラッキー❤️

 

「この部分は一体なんなんやろう?🤔」といまいち納得しきれないままやった箇所も、今回この楽器で聴いてみてスッキリ解決🙄

「なるほど、ベートーヴェンはこの響きを想定してこう書いたのか!」と、やっとわかることができたのでした。すごくすごく、勉強になった!

 

 

休憩明けは、32の変奏曲。

この曲は今のグランドピアノで聴く演奏よりも、むしろ音色が多彩に聞こえて魅力的だった!

音域によって音色の変化が顕著やからかなぁ?各変奏ごとの性格が明確に表われてる感じがしました✨

 

 

 

最後は本日のメイン、ピアノソナタ『熱情』

 

………のはずが!!!

 

32のバリエーションの熱演によって?

 

真ん中のドの鍵盤の音が、弾いても鳴らなくなってしまった( ゚д゚)

 

 

川口さん「しばしお待ち下さい……ヤマモトさーん!」

 

 

と、袖で控えていらっしゃった、今日のフォルテピアノの持ち主の山本さんを舞台上に呼び込み(笑)

 

この山本さんというのが、世界で指折りのフォルテピアノ修復師さん。堺市のご自身のアトリエにたくさんの楽器をお持ちで、古楽器界における神みたいなスゴイお方なのです。

 

フォルテピアノはその歴史的価値が故にとても繊細なので

たくさん弾いたり、舞台でちょっとキツめの照明を浴びたりするだけで、すぐに音程が狂い、不調が起きてしまうらしい。

 

でもそんなアクシデントも、フォルテピアノリサイタルならでは!って感じで

不謹慎ながらもちょっとワクワクしちゃう😂

 

山本さんが修理している間、急遽もう一度トークゲストの茂木さんも舞台に上がられ、川口さんとトーク

皆さんそれぞれ臨機応変な対応をしてくださり、なんかむしろお得感すら感じる始末。

 

修理が終わり、茂木さんの「ちゃんとドの音が鳴り、『ドうにかなった』ということで」という素晴らしい締めのお言葉👏👏👏で緊急事態は無事収束!

 

 

気を取り直して熱情ソナタをゆっくり聴かせていただきました。

 

これも、今のグランドピアノで聴くのとは、ずいぶん印象が違ったなぁ。

 

楽器個体の性質による部分が大きいのか、川口さんのアプローチによるものなのかわからんけど

バスのぶわ〜んとした響きの上に高音がのっかっているところがすごく綺麗で

そのせいでずいぶん柔らかく、あったかい曲に聞こえた。

 

現代ピアノだとどうしてもごちゃごちゃした印象があった熱情やけど

この日は、静と動の『静の部分』の魅力が際立っていた気がします。

 

 

 

 

 

終演後は茂木さんにご挨拶、川口さんともお話させていただき

皆さんのご好意で、なんと私もフォルテピアノを弾かせていただきましたー✨✨✨

 

う〜ん💓なんとも言えない鍵盤の触り心地。

なんか不思議と感触と音色がマッチしている😌

そんなこと現代ピアノやとあんまり考えたことなかったけど

『楽器そのものを愛でたくなる』ね。

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本当にステキな体験やった!どうもありがとうございました♫

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帰りは30分足らずで家に着きました(爆)

1月2月の演奏会情報✨

大変遅ればせながら……

皆さんあけましておめでとうございます❤️

 

 

ゆるゆるペースの更新ではあるけども、今年も引き続きブログ書いていきます!!

自分の記録のためにもできるだけ書き続けていきたい。

もうね、毎日がめまぐるしすぎて、過去のことどんっどん忘れていくのよ……

昔の記事読んでも、自分の経験やとはにわかに信じられないことばっかり😂

だからこそ、書き残しておいて本当に良かったと思えているけどね。

 

 

駄文でつらつらとまとまりないですが

お付き合い頂ける方はどうぞよろしくお願いいたします!!!

 

 

てわけで、さっそく今年最初の演奏会こくち〜🐄

 

 

2021.1.30(土)14:00開演

@大阪 三木楽器開成館サロン

ハラユリと愉快な仲間たち

 

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2021年幕開けから、なんとふざけたネーミングの演奏会😂😂😂

 

決して私が提案したわけではないよ……!!

なんの相談もなく、事後報告でございました………。

 

仲間たちっつっても、ほとんど初めて演奏する方ばっかりという雑さ!!!なんなら初対面の方もおる!!!

しかも、私前半出番ない!!!!!

なんじゃそら!!!

 

 

と、しょっぱなから文句多めでお送りしておりますが

 

要は、ハラユリは後半に登場し、愉快な仲間たちの弦楽五重奏とともに、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を弾きます。

 

 

文句ないです、はい。

 

 

日本に帰国してから一年強。

ピアコンは、ショパン1番→チャイコ1番→モーツァルト23番ときて

やーっと!!ベートーヴェンがやってきた\(^o^)/うれしい\(^o^)/

 

 

しかし3番は、日本の大学時代にピアノ伴奏版でやって

今まで弾いた曲の中で…一番しんどかった思い出の曲なのです………笑

 

自分ではすごく頑張ってるつもりやったのに、その頑張り方が、曲の方向性とズレていて

当時師事してたメジューエワ先生には、私がピアノに向かう姿勢から徹底的に叩き直していただきました。

 

でもこの曲を通して「ピアノを弾く」という意識や覚悟を初めて勉強できた気がする。

楽譜の読み方、音そのものへの執着、舞台上で何を聴くか、精神的な強さ………

本当に多くのことを学びました。

 

 

そんな個人的にとても思い入れのある作品を

学生が終わって音楽家として歩み始めた今、改めて演奏させていただけるのは本当にありがたい。

 

初心に返り、シャキッとした気持ちで真摯に取り組んでおります。

 

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↑今日の初回合わせの様子

 

管楽器がいないバージョンやから、まずは音に慣れるところから😅

 

チケットご予約は、チラシのQRコード、電話、メールからどうぞ!

 

 

 

 

2021.2.23(火・祝)15:00開演

@大阪YOSHUホール

原 由莉子ウィーン世紀末シリーズVol. 2

ベートーヴェンフリース

 

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やっと、世紀末シリーズのVol. 2の開催が決定しましたーーー\(^o^)/

 

去年2月にVol. 1をやってからコロナ禍になってしまい、喋るイベントは敬遠されるご時世でなかなか動けずにいたのですが

そろそろクラシック界のコンサート開催における感染予防対策も確立されてきた?ので

この度開催に踏み切ることにしました。

 

 

Vol. 2のテーマは『ベートーヴェンフリース』。

ウィーンの分離派会館セセッシオンの地下にある、画家クリムトが、ベートーヴェン交響曲第九を描いた壁画です。

 

世紀末の画家たちがひと時代前の作曲家をリスペクトして創る作品群。まさに、音楽や美術というジャンルの壁を越える、『総合芸術』という概念の象徴ではないでしょうか。

 

セセッシオン・ベートーヴェンフリースは、私にとってウィーンでの1番のパワースポット!本当に大好きな場所でした。

前半はその魅力を語り尽くしたい!

 

お話を聞いていただいた後、後半にはベートーヴェンの最後のソナタ第32番作品111をお送りします。

第九と同じく『苦悩から歓喜へ』をお聴きいただけるといいなぁ。

 

他にもこの時代の雰囲気を味わっていただけるような小品をお届けしたいと思ってます。

ウィーンにいる時から目をつけていた、それはそれはもうめちゃくちゃ良い曲を弾く予定です♫(公演時間の都合により詳細は未定やけど😅)

 

 

私の『大好き』を詰め込みまくった世紀末シリーズ、まじで気合い入ってますので

ぜひぜひお集まりいただければと存じます🙇‍♀️

 

Vol.1の様子はこちら

 

klavier888y.hatenadiary.com

 

 

 

緊急事態宣言やし、寒いし、なんとなく落ち込みそうになりがちですが

しっかり栄養摂って、あたたかくして

元気に頑張るぞう〜!!!

 

皆さんも健康にお過ごしくださいね☺️☺️☺️

ベートーヴェン物語奏了

めっちゃ楽しかったー!!!

 

12月16日、音楽朗読コンサート『ベートーヴェン物語』でした🎵

 

私、普段こんな感じのくせに(どんな感じ?)、仕事は結構おカタい芸風でやらせてもらってるので(笑)

どんなにトークとか付いていようと、全体的な雰囲気やコンセプトは〜クラシックコンサート〜 の域を出ないものが多く

こういうコラボレーションは初めて!

 

それでいて、お話も弾くものもALLベートーヴェンというゴテゴテ加減やから

私の守備範囲からは決してはみ出ていない❤️

いや、はみ出ていないどころか、しんどい❤️←

 

 

管轄内でありながら、かなり新しい取り組みという、おいしいとこ取りコンサートってことで

とても楽しみにしていました( ^ω^ )❤️

 

 

この日弾いたものはこちら

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弾いたと言っても、カット版だったり抜粋だったり編曲モノだったりですが

それでも、いやそれだからこそ!かなりの充実感でした。

 

 

YouTube版でも

難易度

映え←

ほかの曲目との兼ね合い

自分の自信←

的に、頼まれない限りリサイタルで取り上げることはまずないやろうなぁ、、、という曲も好き勝手にガンガン弾きまくるのが、このベートーヴェンシリーズの醍醐味になってたけど

今回もそんな調子で、この企画やからこそ弾ける・カット版やから弾ける、みたいな曲を入れ込みまくったよ👍

 

 

 

そして、こんなプログラミングなので、さすがに本番も楽譜を用意して弾いたのですが

 

人生初!

iPad楽譜を登場させたー!!!!

 

 

いやもう、これめちゃ便利ね(;ω;)

前述したように、カットとかいっぱいしてたので、必要なページだけセットリストにいれたり

こんなに曲数が多くても、ささっと次の曲の楽譜準備できるし(これ全部紙でいちいち広げるの結構大変!)

 

もし本番に限ってアプリ落ちたらどうしよう……と考えなくもなかったけど

何事もなくきちんと働いてくれました。

 

 

本当は、足で踏んだら譜めくりができるペダルという、文明に感謝するしかないスゲーアイテムも購入してたんですが

ちょっとね…運動神経の問題で……演奏中に踏むのがどうしても難しくて……今回はやめた😂

 

 

 

会場は、先日オールベートーヴェンリサイタルもさせていただいた、岸和田市立自泉会館✨

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レトロな建物がこれまたベートーヴェンの世界観にぴったりでさ🥺💕セット組まなくてもナチュラルにセットみたい🥺💕

 

 

そして、YouTube版と大きく違うのが

照明や動きの演出ができること✨

 

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加藤さん、若月さん、芝居畑のスタッフさん達に、本当にお世話になりました❤️

私は何にもできないから、全ておまかせ😂

 

 

 

お客さんにも、予想以上に喜んでいただくことができました!!!!!

 

「原 由莉子のピアノを聴きにきた」じゃないお客さんから、アンケート用紙含めたくさんの嬉しいお声をいただきました( ;∀;)✨✨

 

枕詞が「ピアノって初めて聴いたんですけど…」のご感想が多くてびっくり😂✨

 

 

そして、「次のコンサートはいつですか?」

といっぱいお尋ねしていただいたのに、次のチラシがなくて誠に申し訳ありませんでした🙇‍♀️近日宣伝公開します🙇‍♀️

 

 

 

私がピアノを弾いて、少しでも誰かを幸せになっていただけてるとしたら、これ以上嬉しいことはないなぁ😊

 

周りの声や噂、そして自分のコンディションにもめちゃくちゃ左右される、まじで毎日心労の絶えない仕事やけど

こうして聴いていただけるお客さんに喜んでいただけることが

なにより私の成長に繋がってるなぁと実感!

 

舞台に上がる度に、お客さんに育てていただいてます。

 

まだまだピアノ上手くなって、楽しいことどんどんやりたい( ^ω^ )

 

 

今よりもっとたくさんのお客さんに夢を与えられるように、これからも頑張ろうって心から思えた年内最後の本番でした!!!

 

 

ご来場くださった皆さま、大変なご時世の中本当にありがとうございました。

 

 

12月16日はベートーヴェン物語!!

明日(!!!!)、2020年12月16日は

ベートーヴェン 、250歳の誕生日です\(^o^)/

 

 

そんな記念すべき日にちなんでこんなコンサートが企画されています。

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これまでに三回、加藤さんと重ねてきた、YouTube配信でのリモート朗読劇『ベートーヴェン物語』。

 

一話〜三話に最新話である第四話を加えた完全版を

満を持して生演奏・生朗読でお送りします🎵

さらにゲストに俳優の若月咲弥さんをお迎えし、ベートーヴェン役を演じていただきます。

 

 

ベートーヴェンの人生を辿るストーリーに合わせて

ベートーヴェン作品のみを演奏する、まさにベートーヴェン尽くしのコンサート。

 

 

オムニバス形式ではあるものの、これでもか!というぐらいベートーヴェン作品を練習してみて

改めて、この人すげぇな!!!!ってなってます🤣🤣🤣

 

有名なピアノソナタ(悲愴とか月光とか)はもちろんのこと

まず滅多に聴くことも弾くこともない、変奏曲やソナチネも弾いてて

 

もうね、めっっっっっちゃくちゃ楽しい(//∇//)❤️

肩の力を抜いてたくさんの作品に触ることのできる、素晴らしい機会❤️本番がどんなふうになるのか楽しみ❤️

 

 

お近くの方、お時間ある方は

是非ベートーヴェンを堪能しにお越しください!

一緒にお誕生日をお祝いしましょう🥂🎵

11月の記録 後半

11月21日 ティータイムコンサート

@泉の森ホール

 

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ピリオド楽器コンサート翌日は、泉佐野市にてコンサート!

 

こちらも発売後即売り切れとなってしまった公演だったので

「皆様からの期待値ハイ!!」でこちらもワクワクでした(*^◯^*)

 

 

この日は珍しく、客席のほとんどが女性!!!

 

いや〜それだけでいつもの空気と全然違ってびっくりしました。

女性客の前で弾くって、こんな感じなのか〜。

なんか、お行儀がいい。笑

(決していつものお行儀が悪いと言ってるわけではないよ😆)

 

バッハ:イタリア協奏曲

ベートーヴェン:悲愴 二楽章

       トルコ行進曲の主題による6つの変奏曲

       ピアノソナタ第24番テレーゼ

 

ショパン:バラード第1番

 

を弾いたんやけど

テレーゼやバラ1を弾いてる時の、空気の華やぎ方がすごかった!

女子ウケを感じた!!!!

 

あと、トルコ行進曲の前に「徹底解説コーナー」というレクチャーコーナーを設けて

トルコ行進曲の由来やリズムの話

「各変奏が一体何をやってるのか?ベートーヴェンは何をしたかったのか?」を部分的に弾きながらガチアナリーゼしてお話しする企画をしました(≧∀≦)

 

こういうのずっとやってみたかったから念願叶って嬉しい❤️

関ジャムを毎週のように観てたのが役に立ったわ。(?)

 

 

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11月22日のイイフウフの日にちなんで

プログラムには載せず、青春の輝きと糸も演奏した♫

 

 

これはセットのケーキとドリンク☕️

私も終演後にいただいた❤️

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ほっこりした時間を皆さんと過ごせた😚

楽しかったです!

 

 

 

 

11月28日 ベートーヴェンの軌跡〜作品から読み解く楽聖の人生

@岸和田市立自泉会館

 

 

11月のコンサートラッシュ、トリを飾るのは

地元・岸和田でのリサイタルでした。

 

これまでに何度も演奏の機会を与えてくださっている岸和田文化事業協会さんには本当に感謝です🙇‍♀️

 

ベートーヴェンで何かやってください」とのリクエストで、ピアノでとなると

やっぱりベートーヴェンの時代ごとの作品を取り上げていくのが一番よなぁ〜となり

 

悲愴op.13 (前期)

トルコ行進曲op.76 (中期)

テレーゼop.78  (中期)

そして、ピアノソナタ第32番op.111 (後期)

 

をお送りしました。

ベートーヴェンが生涯どの時期においてもピアノ曲、特にピアノソナタを作り続けてくれてたおかげで

ピアノ曲を辿ると、自ずとベートーヴェンの人生が見えるわけです。

 

前期、中期、後期と順番に聴いていただくことで

それぞれの時代の作品の特徴・違いをかなり明確におわかりいただけたかと思います⭐️

 

そして、このコンサートについて書かずにはいられないのは、やっぱりベートーヴェン最後のピアノソナタ111について。

 

今回いろんな方から「若いうちから111弾くなんてすごいね」(訳:よくやるね)(?)と言われたのですが

 

私は「いや〜オバさんになったからといって急に上手に111が弾けるようになるとは思えん……むしろ体力的に今しか弾けない可能性だってあるぞ………」という感覚だった(笑)

 

「111を弾くこと」自体がメイン・最終目的にならないように……あくまでも「作品」を聴いてもらうことが第一目的になるように気をつけていました。

 

 

そうは言っても、やっぱり作品の存在はデカかった!!!!!

 

生半可な気持ちでは本当の意味で弾けるようにならない曲〜😇

かなり精神的に強くいないと、お客さんも弾いてる本人も「これは一体なんの時間…?」ってなってしまう🤣特になが〜い二楽章が……。

 

まとめないといけないけど、でもあんまりきれいに整理整頓してしまってもこの曲の不思議さや神秘性が失われてしまうし

 

う〜ん!たしかに「若いうちから111弾くなんて」って言われるはずやわこりゃ😅

 

 

だけど、準備期間は本当に充実の時間でした。

耳の聞こえないベートーヴェンがどんな音を聴いていたのか・頭の中にどんな響きが鳴っていたのか……

時間も国も飛び越えて、今ここで再現したい、表現したい、近づきたい………

そんな気持ちで真摯に向き合えた。

 

 

本番もいい集中力で演奏することができました。

 

1楽章と2楽章の間の、この世から人がいなくなってしまったのかのような信じられないような静寂は……今思い出しても鳥肌が立つ………

 

後で録音を聴いたら、ミスもあるし、まだまだ直したいところだらけやったんやけども😂

濃密な時間や呼吸をお客さんと共有できたあの感覚は、生のコンサートでしか味わうことのできない貴重な体験やったと思います。

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何よりもこの日一番嬉しかったのが!!!

 

よく演奏会に来てくださる、でもクラシックに関しては初心者のお客さんからの

 

「最後のソナタを聴いて、ベートーヴェンはきっと優しい人やったんやろうなと思いました。」

 

というご感想。これはもうほんまに涙が出そうなぐらい嬉しかった。

こんなことを言っていただけただけで、この日頑張ってピアノ弾いた意味があったな、と。

 

「ハイ今日はこういう曲を聴きました」だけでは終わらず、もう一歩先の何かを感じておうちに帰っていただける…それこそが芸術の本質でありコンサートの醍醐味やもんね☺️

 

 

でもそれってなかなか演奏者が狙ってできるもんではないからかなり難しいこと。しかも練習してしまっているから、誰よりも演奏者が「上手い」とか「下手」とかに囚われてしまいがち。

そういう邪念は捨てて、本番はとにかくお客さんに何かを感じてもらうことが一番。忘れないようにしよう。

 

 

 

 

 

室内楽、コンチェルト、ソロと全てやり切った、まじで充実した9・10・11月でした。

帰国してから一年経たない間に、しかもこのコロナ禍にも関わらず

「原に弾かせてやろう」「原を聴いてやろう」と思ってくれる方がこんなにたくさんいらっしゃることが本当に嬉しく、なんならまだ信じられない😂

 

 

身の回りに起こることの全てが成長のチャンスだと思って

これからも一つ一つの本番を丁寧に頑張っていきます🥰

 

関わってくれた皆さま全てに、最大限の感謝を💕

11月の記録 前半

長らくブログを放置してしまいスミマセン………

 

宣伝すらできてなかったけど、11月もたくさん演奏させてもらってました。

なんともありがたいことに、どの公演もチケット発売開始後すぐに定員となってしまい、お知らせする間もなかったのでした🙇‍♀️

いくら客席数を限定しての開催とはいえ、コンサートを楽しみにしてくださる方がたくさんいらっしゃることが本当に嬉しかった!!!

 

 

というわけで、全て事後報告ですが、書いていきますー!

 

 

11月16日(月)

エルおおさか ランチたいむコンサート

@エルおおさか

 

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月一回、入場無料で行われている

12:10〜約50分のコンサートに出演させていただきました。

 

こんなお昼に人が集まるのか…?と懸念していたけど

なんと、私が会場入りした10時頃にはすでに地域のおっちゃんたちが集まり始めているではないか( ゚д゚)

きっと毎月楽しみにされてる常連さんがいっぱいいらっしゃるんやろうな。

私の出演した今回は、なんと第229回目の開催!長く続いてるイベントの底力のようなものを感じるよな!

 

このコンサートは、入場無料でランチたいむと謳っていてカジュアルなわりには(?)

通りすがりに立ち寄っていただくロビーコンサートではなくて、きちんとお部屋の中で着席していただきゆっくりお聴きいただけるスタイル。

朝からグランドピアノもきちんと調律していただき、しっかりとクラシックの有名曲をお届け🎵

 

バッハ:イタリア協奏曲

ベートーヴェン:悲愴 二楽章

       トルコ行進曲の主題による6つの変奏曲

ショパン:バラード第1番

 

アンコール/中島みゆき:糸

 

バッハイタコンは中学生ぶりに弾いたけど、余計なこと考えなくていい感じが、練習しててめちゃくちゃ爽快でした(*^^*)

バッハ弾く時の独特の感覚かも💡

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いつも駆けつけてくれる若手演奏家追っかけおじさん数名さまはもちろん(?)のこと

 

長岡京モーツァルト聴きましたー!」

というお客さんや

「岸和田から来ましたー!」

というお客さんなど………

どこかで私のことを知ってくれ、その後わざわざ調べて足を運んでくださる方々がいてくださることに感動〜❤️

 

そんなお客様のためにもホームページやブログはこまめに更新しないといけないなという思いを強くしたのであった←

 

 

 

 

11月20日(土)

ナチュラルホルンの妙技

@Salon de ぷりんしぱる

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ピリオド楽器メインの室内楽コンサートという

まぁそうたくさん経験することのない機会をいただきました!!!

 

毎年大阪クラシックでご一緒している、大フィル高橋さんからに繋いでいただいたご縁で

フルート榎田さん、バソン二口さんと4人でのコンサート♫

 

サロンオーナーの二口さんが主催するコンサートシリーズだったので

リハーサル含め終始リラックスした雰囲気でのお仕事でめちゃくちゃ楽しかった\(^o^)/

 

おじさん達の中にむにゅんと混ぜてもらい、可愛がってもらえて光栄でした〜〜〜

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リハやコンサートはリラックスムードやったけど

曲目はそこそこ苦労のある曲も多く。

 

「フランスのモーツァルト」と呼ばれたドヴィエンヌの作品は

ほとんどピアノコンチェルトのような書かれ方で無駄に(!)ヴィルトゥオーゾなため

16分音符ミスらんようにせな(泣)という必要最低限の緊張に強いられました。(笑)

 

そして、ナチュラルホルンとのベートーヴェンのホルンソナタ

これは、出版された当初から「ホルン付きピアノソナタ」と言われてしまったほど

ピアノパートの充実っぷりがすごい!!!

ピアニスト時代のベートーヴェンが、自分で弾くことを前提に書いてるからなんやけどね。事実初演もしたそうです。

 

テクニック的にも音楽的にも、すごく中身のある作品で

レパートリーになって良かった☺️

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この日のお客さんは、楽器マニア、特にホルンマニアの方々がずらり🙄

 

このシリーズに何度もでてる榎田さんでさえ

「今日のお客さんはいつもと全然違うお顔ぶれですが………皆さんホルン界隈の方ですか?」とMCされるほど(笑)

 

あの瞬間の肥後橋は、地球上で最もホルンマニアの人口密度が高かった。間違いなく。

 

ピリオド楽器MCに、客席は「うんうん」と聞いておられるのに

私は舞台上でぽかーんでした🤣

 

 

ってか、ぽかーんとしてる場合ではない。

勉強せねばですな……。

まだまだ知らないことがたくさんあるわ………。

 

いろいろ勉強させてもらえて、めっちゃ楽しかったです😉

 

 

後半へ〜続く!