留学最後の日の過ごし方
4月ですね!
ウィーンでの留学生活を終えてから、もう半年も日本で生活したことになるのか。
ありがたいことに日本に帰ってきてから全然息つく間なく、コンチェルト・ソロ・室内楽、とジャンル満遍なくお仕事が続いて、目の前のことに必死で駆け抜けてるうちに
いつのまにやらウィーンがすごぉく遠い世界に感じてしまうようになりました( ;∀;)
行きたいよぉ〜って毎日ウィーンに想いを馳せながらも、もう戻るってことに全然現実味はない。
次にウィーンに行く時は、すっかり旅行者やわ。おのぼりさんでもいいから行きたいけど!絶対行くけど!!
まずははよコロナ落ち着いてくれ〜
ということで(?)、4年間の留学生活最後の日、どんな過ごし方をしていたかを振り返ってみる、勝手にセンチメンタル企画です!
まずは朝から大学へ。
ウィーン国立音楽大学ピアノ科校舎
4年間通った大大大好きな学校。
コンチェルトハウスのお隣、アカデミーテアター上にあるピアノ科校舎。
もうすぐピアノ科も本館のLandstrasse に移るそうなので
ここでレッスンすることはもうないらしい😭
赤いドアがかわいいでしょ?❤️
ヒンターフーバー部屋は207でした。
入試、卒試、クラッセン、公開レッスン、その他たくさんの本番……数えきれないぐらい弾いた
リストザールへの入り口。
ピアノ科がうつったら、リストザールもなくなるの???
ドキドキしたり、全力スキップしたかったり、キュンキュンしたり、絶望だったり、やりきれなかったり、いろんな気持ちで歩いた学校。
あぁーーー涙が出そうや……
そしてしばし学校周辺を散歩。
学校から歩いて5分のMusikverein!
とStaatsoper!
旅立ちを祝福してくれてるかのような、真っ青な空のいい天気☀️
ここ2つも、ほんっっっっまによく通った。
私が留学生活において一番大切にしていたのは、コンサートに行くことには時間を惜しまないこと。
いろんなシーンに立ち会って、いいものも悪いものも、とにかく数をたくさん聴いて
コンサート経験値・人生経験値を増やせたことは、何よりも誇り✨
Kärntner Straeße を歩いて( ;∀;)
Stephansdom を見あげて( ;∀;)
銀行に行ったり、お土産買ったりの用事を挟みつつ……
夕方からは、私にとっての1番のパワースポット、Secessionへ。
最後の日は絶対行くと決めてたセセッシオン。
ボーっと座って、ずーっとベートーヴェンフリース見てた。ずーっとずーっと。
音楽、芸術する悦びや尊さを感じられる大好きな場所。
体の中の邪悪なものが抜け、キレイな酸素が入って全身を駆け巡るような気持ちになります。
外の可愛いイラストも❤️
ウィーンの持ってる、芸術の力を最大限に体に染み込ませました。
そのあと、こちらも超思い出の詰まったカフェ、Tirolerhofへ。
なんてことないけど大好きなんよなぁ。
本番やコンクール前は必ずここに来て居座り、楽譜を読み込む勉強をするのが、いつのまにかルーティンになっていました。
地元の人たちのおしゃべりをBGMにしながら、たっくさんの曲をアナリーゼしたな。
後ろ髪を引かれつつ、ほんっとに最後のシュテファン大聖堂を見て
最後の地下鉄に乗り
帰巣。
最後の晩餐。肉と酒。以上。
翌朝、ついに旅立ちの朝!
友達に家まで来てもらい、空港へ。
23キロスーツケースを2つと8キロの持ち込み荷物だったのでね(^◇^;)
最後の最後まで本当にありがとう!!!
空港では、なんと、初めて、、、
Demelへ!!笑
ウィーン最後の日にして初めて、デーメルのザッハトルテ食べたwwwww
いや、うん、めっちゃ美味しかった。
4年間のウィーン留学生活、最後の最後に出した結論は、私はザッハーよりデーメル派でした。
関空行き。最後の長距離フライト。
ちなみに、日本に着いて一番初めに食べたものは、うなぎでした。
これがちょうど半年前の出来事。
この時は、世界が今みたいになってるなんて、全く想像もしていなくて
人生何が起こるかわからん、ということを改めて痛感しています。
だけど、まさに今こそ!
ベートーヴェンフリース・第九の!
Alle Menschen werden Brüder
(全ての人々は兄弟になる)
だよ!!!
地球上の全てのみんなが、少しでも明るい気持ちで、この状況を乗り越えられますように。
またウィーンに行きたい。音楽聴きたい。先生や友達に会って、しゃべってハグしたい。
いつか来るその日まで、私もパワーアップするぞぉ\( 'ω')/