すったもんだ日記帳 Yuriko Hara’s Blog

Pianist 原 由莉子 のmusikalischな日々

留学最後の日の過ごし方

4月ですね!

ウィーンでの留学生活を終えてから、もう半年も日本で生活したことになるのか。

ありがたいことに日本に帰ってきてから全然息つく間なく、コンチェルト・ソロ・室内楽、とジャンル満遍なくお仕事が続いて、目の前のことに必死で駆け抜けてるうちに

いつのまにやらウィーンがすごぉく遠い世界に感じてしまうようになりました( ;∀;)

 

行きたいよぉ〜って毎日ウィーンに想いを馳せながらも、もう戻るってことに全然現実味はない。

次にウィーンに行く時は、すっかり旅行者やわ。おのぼりさんでもいいから行きたいけど!絶対行くけど!!

まずははよコロナ落ち着いてくれ〜

 

 

 

ということで(?)、4年間の留学生活最後の日、どんな過ごし方をしていたかを振り返ってみる、勝手にセンチメンタル企画です!

 

 

まずは朝から大学へ。

 

ウィーン国立音楽大学ピアノ科校舎

f:id:Klavier888:20200401170632j:image

4年間通った大大大好きな学校。

コンチェルトハウスのお隣、アカデミーテアター上にあるピアノ科校舎。

 

もうすぐピアノ科も本館のLandstrasse に移るそうなので

ここでレッスンすることはもうないらしい😭

f:id:Klavier888:20200401170623j:image

 

赤いドアがかわいいでしょ?❤️

 

 

ヒンターフーバー部屋は207でした。
f:id:Klavier888:20200401170644j:image
f:id:Klavier888:20200401170639j:image

 

 

入試、卒試、クラッセン、公開レッスン、その他たくさんの本番……数えきれないぐらい弾いた

リストザールへの入り口。

f:id:Klavier888:20200401170649j:image

 

ピアノ科がうつったら、リストザールもなくなるの???

 

 

ドキドキしたり、全力スキップしたかったり、キュンキュンしたり、絶望だったり、やりきれなかったり、いろんな気持ちで歩いた学校。

あぁーーー涙が出そうや……


f:id:Klavier888:20200401170627j:image

 

 

 

そしてしばし学校周辺を散歩。

 

学校から歩いて5分のMusikverein!

f:id:Klavier888:20200401173319j:image

 

Staatsoper!

f:id:Klavier888:20200401173325j:image

 

 

旅立ちを祝福してくれてるかのような、真っ青な空のいい天気☀️

 

ここ2つも、ほんっっっっまによく通った。

私が留学生活において一番大切にしていたのは、コンサートに行くことには時間を惜しまないこと。

いろんなシーンに立ち会って、いいものも悪いものも、とにかく数をたくさん聴いて

コンサート経験値・人生経験値を増やせたことは、何よりも誇り✨

 

 

Kärntner Straeße を歩いて( ;∀;)

f:id:Klavier888:20200401174616j:image

 

Stephansdom を見あげて( ;∀;)
f:id:Klavier888:20200401174611j:image


銀行に行ったり、お土産買ったりの用事を挟みつつ……

 

夕方からは、私にとっての1番のパワースポット、Secessionへ。

f:id:Klavier888:20200402102136j:image

 

 

最後の日は絶対行くと決めてたセセッシオン。

 

ボーっと座って、ずーっとベートーヴェンフリース見てた。ずーっとずーっと。

f:id:Klavier888:20200402103132j:image
f:id:Klavier888:20200402103125j:image
f:id:Klavier888:20200402103121j:image
f:id:Klavier888:20200402103137j:image
f:id:Klavier888:20200402103117j:image

 

 

音楽、芸術する悦びや尊さを感じられる大好きな場所。

体の中の邪悪なものが抜け、キレイな酸素が入って全身を駆け巡るような気持ちになります。

 

外の可愛いイラストも❤️

f:id:Klavier888:20200402105428j:image
f:id:Klavier888:20200402105433j:image
f:id:Klavier888:20200402105422j:image

 

 

f:id:Klavier888:20200402110109j:image

ウィーンの持ってる、芸術の力を最大限に体に染み込ませました。

 

 

 

 

そのあと、こちらも超思い出の詰まったカフェ、Tirolerhofへ。

f:id:Klavier888:20200402203310j:image
f:id:Klavier888:20200402203316j:image
f:id:Klavier888:20200402203303j:image

 

なんてことないけど大好きなんよなぁ。

 

本番やコンクール前は必ずここに来て居座り、楽譜を読み込む勉強をするのが、いつのまにかルーティンになっていました。

地元の人たちのおしゃべりをBGMにしながら、たっくさんの曲をアナリーゼしたな。

 

 

後ろ髪を引かれつつ、ほんっとに最後のシュテファン大聖堂を見て

f:id:Klavier888:20200402204059j:image

 

最後の地下鉄に乗り
f:id:Klavier888:20200402204117j:image

帰巣。

 

 

最後の晩餐。肉と酒。以上。
f:id:Klavier888:20200402204106j:image

 

 

翌朝、ついに旅立ちの朝!

友達に家まで来てもらい、空港へ。

23キロスーツケースを2つと8キロの持ち込み荷物だったのでね(^◇^;)

最後の最後まで本当にありがとう!!!

 

 

 

空港では、なんと、初めて、、、
f:id:Klavier888:20200402204054j:image

Demelへ!!笑

f:id:Klavier888:20200402212933j:image

 

ウィーン最後の日にして初めて、デーメルのザッハトルテ食べたwwwww
f:id:Klavier888:20200402204112j:image

f:id:Klavier888:20200402212957j:image

いや、うん、めっちゃ美味しかった。

 

4年間のウィーン留学生活、最後の最後に出した結論は、私はザッハーよりデーメル派でした。

 

 

フィンエアーヘルシンキへ。
f:id:Klavier888:20200402204128j:image
f:id:Klavier888:20200402204124j:image

 

関空行き。最後の長距離フライト。
f:id:Klavier888:20200402204133j:image

 

 

ちなみに、日本に着いて一番初めに食べたものは、うなぎでした。

 

 

 

これがちょうど半年前の出来事。

この時は、世界が今みたいになってるなんて、全く想像もしていなくて

人生何が起こるかわからん、ということを改めて痛感しています。

 

 

だけど、まさに今こそ!

ベートーヴェンフリース・第九の!

Alle Menschen werden Brüder

(全ての人々は兄弟になる)

だよ!!!

 

地球上の全てのみんなが、少しでも明るい気持ちで、この状況を乗り越えられますように。

 

 

 

またウィーンに行きたい。音楽聴きたい。先生や友達に会って、しゃべってハグしたい。

 

 

いつか来るその日まで、私もパワーアップするぞぉ\( 'ω')/