すったもんだ日記帳 Yuriko Hara’s Blog

Pianist 原 由莉子 のmusikalischな日々

Staatsoperの立ち見についての質問に勝手にお答えする企画

背中と腰が痛い…!痛いよう!!単なる腰痛!?それとも腎臓!?なんにしろ痛い痛い助けてーーー!!!!!!!

 

 

…………という夢をみました、魔笛立ち見に行った晩。

 

あかんやん!!!!!

立ち見ダメージ、身体に受けすぎだろ!!!!!!!!!!!

 

 

ですがそんな老体に鞭打って

懲りずに国立歌劇場の立ち見へ\(^o^)/

今年二度目のヘングレ\(^o^)/

 

 

並びに行く前の昼下がり……………

 

 

「12月31日てスーパー閉まるっけなぁ?1月1日は?さすがに閉まってるか?今日買い物行っとかなあかんのかなあ?めんどくさいなあ〜」

 

と呑気なことを考えていたんですが

 

「ん……?待てよ?今日もしや土曜日………?てことは明日日曜日?😨

てことは明日の日曜日、スーパー閉まるやん!!!

大晦日云々っていう次元の話じゃないやん!!!!!!!

買い物!!!!!!!」

 

と、なり

 

しかも土曜日と気づいた時点でまずFlohmarkt に行ってしまい

(50セントの普段ニットと、2ユーロの「見たらわかる!ええやつやん!!!」の半袖ニットを買えた💓)

 

 

そのあとスーパーで年越しの買い物をがっつりしてきたために

 

 

国立歌劇場に到着したのがすでに16:55(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 

今日のヘンゼルとグレーテルは19:00開演なので2時間前(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 

列の最後尾はもう扉の外(´༎ຶོρ༎ຶོ`)!!!!

 

 

あと3組早かったらあったかい室内で待てたのに!という場所でした……。

 

 

その時点で撤収しようかかなり迷ったけど

どうせヘングレはあと500回ぐらい観たいから

席悪くても今日も観てまた後日も来ればいいじゃないか💡と思って

とりあえず並んでみることに。

 

てか、前回撤収した時の魔笛

2時間前でザッハーの向かいが最後尾やったから

やはりめちゃくちゃ混んでたんやな………。

 

 

 

そしてこのシーズン、とても観光客が多いです。

 

道行く人からドイツ語が全く聞こえてこない。

日本語ばっかり聞こえてくる……笑

 

 

そう、めっちゃ日本人多いのです。

 

普段でもケルントナー通り100メートル歩いたら日本人に1組すれ違うようなウィーンですが

今は50メートル歩いたら3組ぐらい出会いそうよ!!!

 

 

前日魔笛の時もお客さんに日本人すごい多くて

「年越しはウィーンなの☺️」なちょっとブルジョワな感じの方々がたくさんいらっしゃったんですけど

 

 

何故か私、その日に限って

秋葉原のオタクもびっくり!7年選手のよれよれのチェックシャツに

Forever21のジャージみたいなデニムにスニーカー

お腹減ったらおもむろにリュックサックからクッキー🍪だしてきてボロボロ食ってる

 

という超みすぼらしいきったねぇかっこで行ってしまって

なんかもう同じ日本人としてすみませんって感じやったので

 

反省して立ち見とはいえ

ちょっとちゃんとして見えるワンピースにタイツにショートブーツ………………

 

…………で行ったら

 

外で並ばされるというね!!!!!!(ToT)

 

50分ほど屋外でじっとしてたら

脚が凍りつきそうやったわ(ToT)(ToT)(ToT)ヒートテックタイツだめだな!(ToT)(ToT)(ToT)

 

 

 

 

ところで、私の一つ後ろに(ブルジョワ感皆無の←)旅行の

「なんでまたわざわざウィーンへ?笑」

って感じの同い年くらいの男の子二人組が並んでいて

 

私ひとりやし、向こうも明らかに「この人は日本人よな…?」オーラ放ってて気まずいし

話しかけるべきよな…これは話しかけへんほうがお互いやりにくいパターンよな……

 

と思ったものの、完っっっ全にひよって🐥タイミングを逃し

その後チケット買うまでの50分間、半径1メートル以内の距離でシカトを貫き通したんですけど(笑)

 

 

私高校からどっぷり音楽社会で生きてきてしまったのでただでさえ男が少なく珍しいのに

 

 

突然ベルカント唱法で歌いだしたりせず

 

「練習するので帰ります」

とか

「〜〜指揮の××××年の録音のベートーヴェンの◯番は最高だ」

 

とか言わない男の子という生き物って非常に物珍しくてですね!!

 

(音楽男子の皆さんをディスっているわけではありません←)

 

 

 

だって「4・4・2」とか「4・3・3」とか話してるから

オケの編成の話かと思って聞いてたら

サッカーのフォーメーションの話やったからね!!!!!

 

完全にアンジャッシュワールドですよ!!!!!

 

もう違う生き物すぎて興味津々!!!!!!!

 

が、これに関しては編成だと思った私がキモいし

そもそもそんな編成ある???

 

 

そんな彼らが話してたウィーンの国立歌劇場の疑問点について

私が心の声で答えていたやりとりを書いていきたいと思います。

 

彼らはもう一生ウィーンへ来ることはないやろうからこのブログにたどり着くこともないと思うのだけど

もし目に入ったらごめんなさい……ってかむしろご連絡ください(笑)

 

 

Q1.なんでこの列動かないの?いつになったら中はいれんの?

 

A1. 立ち見チケットの窓口は、当日の開演の80分前にオープンします。その80分前に確実にチケットを手に入れ、いい場所をゲットするためにみんな2〜3時間前から並びます。

要するに、チケット窓口が開くまでは列は動かないので

並んだ場所が外だったら基本ずっと外のままです。

 

 

Q2. あの中に出入りしてる人はなんなの?

 

A2. 多分トイレかな。待ち合い室にトイレがあります。

出て来る人は、待ち疲れて諦めて帰る離脱組かも。

 

 Q3. なんか席三種類あるじゃん、どこがいいんだっけ?

 

A3.Stehplatz (立ち見)には

      Partelle (4ユーロ) 一階席

      Balkon  (3ユーロ) 二階席

      Galerie  (3ユーロ) 三階席

の三種類あります!

 

パルテレは、舞台まっっっしょうめんから鑑賞できるので

視界は一番いい座席と変わらん!迫力も抜群!

 

ただ、パルテレは一番前じゃないのならどうかなって感じもします(>_<)

段差があるから後ろでも見えないということはないねんけど

通路にまで人をいれるからとにかく人口密度が高い(>_<)

 

そんな私は2時間前についたこの日もガレリーにしてみましたが

3時間前についたくるみわり

3時間前についたけど抜かされた魔笛

と同じ場所とれたわwwwwww

もしやガレリーなら、窓口開く時間に来てもそこそこいいとことれるのか……?

要研究だな…………

 

 

Q4. 一回中はいったら出られないよね?

 

A4. 半券があれば出られます!

80分前にチケットと場所確保したら、開演までの小一時間は外にでてごはんとか食べられまーす!

もちろん休憩の時も!

 

 

Q5. 中でもなんか食べれんのかな?

 

A5.中の飲食ブースではオープンサンドぐらいですね。酒のアテ。

『幕間を楽しむ』というやつです。

 

 

Q6. 中にマックとかないかな?

 

A6. ありません。

 

 

 

 

と、心の中で勝手に彼らとやりとりをしながら50分ほど待ちました。

おかげで退屈しなかったわ。

 

 

さ、念願のヘングレ Staatsoper の方。

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なんか……Volksoper の方が好きかも←

 

舞台が広い分「舞台」に見えちゃって

スバラシイ舞台芸術を観てる気持ちになって

それはそれでいいんやけど、ヘングレらしい森感は少なかったなぁ。

 

あとオケの音も

こっちはとっても高級な音がした!笑

 

二年前、初めてヘングレをStaatsで観た時は死ぬほど感激したけど

そこまではいかんかったです。

まぁそれはこんな短期間に2回観てりゃ当たり前か。

あと、二年前の指揮はティーレマンやったしな。

これよくよく考えたらすごいな

この日の指揮は……なんか……なんか変だった(笑)←えらそーに

 

 

それからこの度すごーーーく思ったのは

 

私、Hexe(魔女)は、テノールがやるのが個人的に好きやわ!!!!!

 

なんでかなーと観ながら考えていたのだが理由は簡単

ヘンゼルはアルトのズボン役なので

出演陣、他にペーター(お父さん)しか男声がおらんから

魔女まで女声やと、単純に耳が女声に飽きる!!

 

それに男が女装した方が普通に笑えるしな。

 

 

 

と、ネガティヴなことばっかり書いてみたけど

でもでもやっぱり最高は最高だったよーーーーー😭✨✨✨✨✨✨

また幸せを補給して

キラキラツヤツヤ、歌いながら帰りました💓💓💓💓💓💓💓

 

 

あと年末年始のミッションは

第九とこうもり………!