オペラ座野外ライブ Die Frau ohne Schatten
今やってるStaatsoper の一番目玉演目
リヒャルトシュトラウスの Die Frau ohne Schatten (影のない女)を観てきました。
指揮はティーレマン、先日のオペラ座150周年記念の日にプレミエをあててくるという気合の入れよう(^ω^)
はじめ、立ち見で入るはずやったんやけど
今月の自分のスケジュールと、「17:30はじまり21:30終演」を見て(つまり遅くとも15:00から並ばないといけない)
・・・・・無理_:(´ཀ`」 ∠):
翌日には急遽決まった門下弾き合い会もあったし、オペラでバテている場合ではない・・・
ということで!
オペラ座前で夏は毎日開催されている
巨大スクリーンにライブで映し出される無料上演
で観劇することに〜✨
これはこれでやってみたかったの\(^o^)/✨✨✨
ちゃんと椅子が並べられてるけど出入り自由なので
観光客も地元の方もオープンに聴ける感じ。
……のわりには、結構みんなガチ勢で真剣に聴いてる。
静かにしてないと怒られる。
たまたま近くに座ってたオバさんがなんか知らんけどめーっちゃ怖くて
ちょっと隣とコソコソ話しただけでも叱られ
ケータイであらすじを見てるだけでも睨まれ
子供ちゃんが走ってやってきただけでも怒鳴り
スクリーンを写真に撮ってる人にもわざわざ注意しにいくという始末………
いや、それはさすがに厳しすぎるでオバさん!!!
本来は、ビール片手に鑑賞してもいいような雰囲気のはずです。。。
しかもね!!!
三幕の緊張感マックスのシーン
皇后 「Ich will nicht!!!!!!!!」
〜〜〜〜沈黙〜〜〜〜
オバさん「ぷーーーーーーーーん!!!」
(思いっっっきり鼻をかむ)
おい!!!オバハン!!!!!!!!!!!!
も〜〜〜信じられなかったです。゚(゚´ω`゚)゚。
あんたが一番空気よめてへんわwwwwwwww
とまあそんなツッコミもありつつ、とても楽しかった!
クラシックを生音じゃないので聴くのは、【コンサート聴いた】と言っていいのか微妙やし
中でリヒャルトの音圧や歌手のエネルギーをぶわあああああんと浴びたい気持ちももちろんあるけど
今回は外参戦で正解やったかと😅
長いし、暗いし、重いし、あれ全部立ちっぱで聴くのはしんどすぎたと思う………。
そして終演、21:50。←延びてる
この日、ティーレマンファンの友達と一緒にいたので
「楽屋口行ってみる?」
と実に浮かれた提案が(笑)
わぁ〜!楽屋口で指揮者出てくるの待つとか、かれこれ10年ぐらいぶりやわ!!
無駄にウキウキ!!!!!!(*≧∀≦*)
ちなみになんで10年ぐらいぶりかというと
以降は、どこの国であれ相手が誰であれ
ほんまに会いたかったら待たずに自分からズカズカと中に入っていくようになったからである←
でもティーレマンにそれやる勇気はさすがになかった←
オペラ座をぐるりとまわったKünstler Eingang で
児童合唱のお迎えのママ達と共に待ってみる。
でもさ〜あ、ふつうに考えて
まずカーテンコールが延々と続くやろーし
それ終わっても楽屋でいろんな人に挨拶とかあるやろーし
今シーズンの上演は今日がラストで次は10月やし
今夜は中でレセプションとか
あるんじゃないのーーー?
そんなすぐ指揮者でてくるのかーーーーー?
待ってても来ないんじゃないかーーーーー?
そもそもほんまにここから出てくるのかーーーー???
他に出待ちらしき人、3人ぐらいしかおらんぞーーーーー?????
う〜ぬ、、、不安しかない……………
ので
22:15まで待ってみよ!!!
とリミットを決めることに。
わりとすぐ、子供達やオケの人達が出てき始めたので
どうやらカーテンコールは終わったと予想。
オケの人達って書いたらざっくりすぎるけど、ウィーンフィルやからな(笑)
さっきまで吹いてたオッテンザマー氏とかも普通に出てくるという、日本だと大騒動になりかねない状況やけど
特に彼目当ての出待ちとかおらず、めちゃくちゃ普通に
「おつかれっしたー」って感じでバイクで颯爽とお帰りになられた(爆)
「………今の、オッテンザマーやったよな…?」
とか間の抜けたことを言いつつ←
我々は引き続きティーレマン氏を待つも、15分なんてあっという間で………
「あと4分やで」
「もう無理かなぁ」
………………と思った、その時!!!!!!!
ガラス戸の向こうの廊下をこちらへ歩いてくる
しましまの服のドイツ人が!!!!!!!!
∑(゚Д゚) ∑(゚Д゚) ∑(゚Д゚)
私「き!き!ききき!きた!!
きたきたきたきたききたきたきたキタキタキタキタキタキタキタキタキタキタ」
(大パニック)
紛うことなきティーレマンだーーーーー!!!!!!!!
ほんまに私服ラガーシャツ着てるうーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!(興奮)
しかし、扉からでてきたティーレマン氏は
わたし達を含む数人の出待ちには一切目を合わさないようにして
「ハイごめんごめんごめん」
とブツブツ言いながら
もんんんのすごい早足で、チョコレートケーキで有名なホテルへと消えていきました(笑)
左腕には楽譜と指揮棒ケースを抱え
右手にはワインのボトルを持って(笑)(笑)(笑)
とてもじゃないけど、駆け寄って話しかけたり出来る雰囲気ではなかったししなかったけど
イメージ通りの彼に至近距離で会えて最高だったよwwwwwwwwwwwww
たった十数秒の出来事やったけど
未だにスローモーションで強烈なインパクトと共にはっっっきりと記憶に残っているwwwwwwwwwwww
ほんで出てくるの早いなwwww
興奮冷めやらぬまま、友達ときゃあきゃあ言い合い
元来た道と反対にオペラ座をぐるりとまわったら
なにやらすごい人だかりが………。
ん?????
看板を見ると
👀
!?!?!?!?!?!?
ここも楽屋口!?!?!?!?!?!?
よく見るとみんなプログラムとサインペンを持ってワクテカしている!!!!!!!!
もしかしてこっちが正規の楽屋口なのか!?!?!?!?
わたし達、なんにも知らずに、地味な方の楽屋口で待ってた!?!?!?!?
やとしたら、めちゃくちゃ良くやったんじゃない!?!?!?!?\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
「ティーレマンさん、もう帰りましたよ〜〜〜😏😏😏」
って小声で言いながら通りました(笑)
まぁみなさんのお目当ては歌手かもしれないけど!
とまぁそんな感じで
最近で一番、急激に心拍数が上がった、めちゃくちゃ思い出深い初夏の夜となりました\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
もはやオペラはどうでもいい記事でした/(^o^)\/(^o^)\/(^o^)\