イタリアでコンクール 其の三 イタリアのゆるさに救われる…?
予選2日間が終わって(なんとか拾っていただいた( ; ; ))
翌日は、音楽コンクールのピアノセクションを受験しました。
前日予選を終えたピアノコンクールは
2ラウンド制・課題曲あり・ご褒美多め
やけど
この日の音楽コンクールは
1ラウンド制で点数制審査・フリープログラム・ご褒美少なめ
みたいな感じで
同じ審査員、同じ会場やけど
全く別物のコンクールなのです。
音楽コンクールの30分フリープログラムは、予選曲と本選曲のハイブリッドで受けたから
落ち着かなかった2日前の予選のリベンジと
翌日の本選のリハーサル
どちらにもなってよかった( ; ; )
この日はちゃんと舞台練習させてもらえて!
審査は時間通り開始した!
よかったよかった\(^o^)/
深呼吸してから舞台へのぼってお辞儀
椅子の高さを調節して、鍵盤の上に手……
審査員「ちょっと待って。」
なにぃー(ToT)
二階席にいる、演奏の録音録画をしてくれるおっちゃんのスタンバイができてなかったらしく(-_-)
一階席の審査員とあーやこーや話してる間
私はピアノの前に座って待つ始末。
おとといは早く始められて
今度は待つんかよ!!!!!
一秒ごとに、自分の集中力メーターがさがっていくのがわかるぅ〜〜〜(ToT)
結局1分はゆうに超える舞台上での無の時間の後
審査員「はいどーぞー(^^)」
弾きにくっっっ(-_-)(-_-)(-_-)
まぁ、予選で弾いたハイドンのソナタとスクリャービンのエチュードは
(落ち着きすぎなぐらい)落ち着いて弾けました。
しかし、集中力メーターがもう下に振り切れてたため
初出しシューマンの途中で盛大な記憶障害が発生
まる一小節、無調の現代音楽になった_(:3 」∠)_
こんなところまで来てミスるって………もうだめだ………明日の本選もう弾きたくない…………
と、弾き終わったあとは昼からホテルの部屋でふて寝してました。
ふて寝といえば!←
この町には、シエスタがありました!
シエスタって私この度初めて知ったんやけど
一斉昼寝休憩文化のことです。
なので14時頃から暗くなり始める時間まで
町全体がシャッター街と化し
人っ子ひとりいなくなり、閑散としている(°_°)
全員家で寝ているのだ!!!!
かといって、午前中が活発かといったらそうでもなく、開いてる店は少ないし
ランチ営業してるレストランすらも、探さないとなかなかないぐらい。しかも13時オープン。
で、19時ぐらいからようやく人が外に出てき始め
20時からレストランが開き
21時頃「この町、こんなに人間おったんや(°_°)(°_°)」というぐらい、老若男女(赤ちゃんや幼児も!)が町を行き交い、若者は騒ぎだし
その騒ぎは夜中2時頃まで続きます。
これが毎日です。
だから、21時頃、コンクールから割り当ててもらった練習室でピアノ弾いてても
ピアノがうるさくて迷惑どころか
外から聞こえる嬌声と爆竹とズンジャカズンジャカ♫ で
練習にならんという事案が発生してましたヽ(;▽;)ノ
信じられん………
常に、自分の常識は世界の常識ではない、と思うよう心掛けて生きているけど
ここまで完全に生活時間帯がズレている世界があったとは……………
コラートに着いた時はそんな光景を見て
「治安悪いな…」と思ったけど
これは治安が悪いのではなく
ただ煩い人種たちなのだとわかりました。
昼
夜
照明があったかい!
おもしろい町やなぁ。
さて、話が逸れましたが
夕方、恐る恐る結果を見に行ったら
びっくりなことに
なんと1位…!\(^o^)/
よかった………(T-T)
かなり自暴自棄になっていたので、本当にホッとしました。
そして思った………
あんなに盛大な記憶障害あったのに、1位もらえるってことは
ここの審査員はアンプぐらいで減点とか無いんやわ………
そう、なぜなら、
🇮🇹ここはイタリアだから!🇮🇹
ずっとイタリアのゆるさにヤラレっぱなしで
ほんまにゆるい国嫌い……ゆるい人種きらい……まじで根本的に肌に合わない………
と嘆いておりましたが
今日の失敗だけきちんとなおして
明日のピアノコンクール本選はのびのび弾こ〜っと٩( 'ω' )و
どうせゆるいし〜٩( 'ω' )و
審査員も「またお前か」って感じやろ〜し〜٩( 'ω' )و
と自分に都合良く、調子に乗り出してきました(^o^)
あと、部屋のガスとWi-Fi接続もなおしてもらったし
美味しいイタリアグルメ&コーヒーにも舌鼓をうち
ずっと雨だったのがやっといいお天気になったり
ここにきてやっっっっとご機嫌になることができました(^o^)単純(^o^)