祝!ブログ一周年&卒論提出!!!
今日はてなさんからこんなメールが。
この一年で、記事数109件
総アクセス数はありがたいことに 18438件 \(^o^)/
平均して毎日必ず50人の方にお読みいただいている計算になります(>_<)✨
ブログに書いたことに対して、友達から反響があったり、日本から連絡をもらうこともたくさんあって嬉しいのですが
まさかの、ウィーンで出会った初めましての方から「あ!ブログ読んでます!(*⁰▿⁰*)」 と言っていただき
恥ずかしすぎてその場で暴れそうになったことも何度か/(^o^)\
こんな私のカッコ悪い日常を勝手に書きなぐるだけの場ですが
少しでもお楽しみいただければ……また何か海外生活のお役にたてれば……と思いますので
どうぞよろしくお願い申し上げます(`・ω・´)
そんなブログ一周年の日にふさわしく
私の留学生活における、超巨大イベントが1つ終わりました。
卒業論文を提出しました……!!!!!!
○々→×〒〜#☆♪% (言葉にならない感動)
というのも、ほんっっっっとうに大変だったの!!!!!(;ω;)(;ω;)(;ω;)
留学生みーんな乗り越えてきてるんやから
お前がしっかりしてないだけやろって思われることを承知で
自分の人生の日記として、論文すったもんだを書き綴りたいと思います!\(^o^)/
つい10行足らず前に
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
少しでもお楽しみいただければ……また何か海外生活のお役にたてれば……と思いますので
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
とか書いた舌の根の乾かぬうちに
おもいっきり個人的な日記ですみません!!!
興味ない方は無視してください!!!!!
書き残そう、あなたの人生の物語。
by.はてなブログ
まず、当たり前ですが
論文はドイツ語で書きます。 (英語でも可)
これがもうぶち当たる最初の壁にして最大の難関。
論文なんて日本語でも書いたことないのに
ドイツ語でなんか書けるわけないよ〜(;_;)
あと、うちの大学の絶対悪いところやと思うんやけど
論文提出にあたっての情報が公開されてなさすぎる!!!!!
何ページ書かなあかんのかとか、どうやって登録するかとか
ホームページのものすご〜くわかりにくいところに何っ枚ものPDFに分かれてゴチャゴチャゴチャっと書いてて
本当に不親切だった!!!!!!!
というわけで、そこはもう先輩方に何をせなあかんのか0から訊きまくり…みなさん優しく教えてくれて本当に感謝(;ω;)✨
あと、教務に行って「論文書きたいんやけどまず何したらいいん???」って直接訊いた!
というわけで、とりあえず得られた情報は
・実技の試験の3ヶ月前に提出 ←正確な日にちは教務に訊く
・テーマを決めて、論文担当の先生(ベトロイヤー)を自力で探し、二人三脚で書いてもらえるように交渉してOKを貰う
・テーマと内容、ベトロイヤーに約束のサインをもらった紙を教務に出す
・数週間してテーマが受理されたら、大学のネットのマイページに「論文書いていいよサイン」が出るから、それがでたら書き始める
……………ってもーすでにめんどくせぇえぇぇええぇぇぇぇ/(^o^)\
で、まずは何書くか決めなきゃです。
去年卒業していった同じ門下の韓国人のスービンがバーバーのピアノソナタについて書いてて
「クラシックな曲はやっぱり研究され尽くされてる感あるから下手なこと言えんし資料も膨大でわけわからんから、少々モダンな方がいいと思う。」
また武満徹の作品について書いた日本人の子は
「能とかをテーマにした作品やからその辺の知識書いたらページ数稼げるし、こっちの人知らんからなんとかなる。」
と、すでにどちらもタメになりすぎるご意見じゃない!?(;ω;)✨
ただここで問題なのは
私、自分が興味ないことについては全然頑張れない性格でして/(^o^)\
大変な思いしてでも書きたいモダンな曲や邦人の曲は特に思い当たらず、振り出しに戻る…。
で、論文にはテーマに沿った自分の録音や録画のCD・DVDも一緒にくっつけて出すんやけど
その録音作業も、学校の録音科にお願いして……とか(別になんの録音でもいいけど)とにかくめっちゃめんどくさいとの話をきいて……
そんな時に、学内のコンサートでコルンゴルトの室内楽曲「組曲op.23」を演奏させてもらい
それがラジオで放送されるために、本気の録音セットでレコーディングしてくれるということだったので
滞在許可し(以下略) 更新 其の三 - すったもんだ日記帳@Wien
「この録音使えばいいやん!これにしよ!!」
と
ただの横着で、まさかの録音ありきのテーマ決定に至りました。(笑)
でも、コルンゴルトはもともと自分のリサイタルのプログラムにいれるぐらい大好きやったし
研究され尽くされてる感はないし
でも図書館には結構本があったし
ウィーンでウィーンの人について書けるなんて最高やし
コルンゴルト没後60年イヤーやし
左手のピアニスト、ヴィトゲンシュタインのために書いた作品っていうネタも広げられそうやし (ラヴェルの左手とかもそう)
結局、あーもう絶対にこれがいい(*゚▽゚*)これしかない(*゚▽゚*)っていうテーマやったの!!!
で、書いていく中で絶対触れるであろう、同じくコルンゴルトがヴィトゲンシュタインのために書いた左手のためのピアノコンチェルトがあって
それを私のピアノの先生のクリストファーが今度やるってもんやから
じゃあもうベトロイヤーは先生にお願いしよう!!!!!
と、それもポンポンと決定!
「こんなこと書きますよ」っていう作文
(これも同じ門下のセルビア人のカタリーナが自分の書いた写メを送ってくれたのがめちゃくちゃ参考になって楽に書けた(;ω;)✨)
と、先生のサインもらった用紙を教務に出したのが
4月のあたまかな!
で、次にしたのは
学校の図書館でコルンゴルトに関わらずいろんな論文を借りまくって、構成を考えた!
で、そしたら目次が自動的に出来上がるから
あとはその章ごとの内容に必要な本・論文を探しては斜め読みして
使える!という文・箇所に付箋をガンガン貼っていく作業。
史実の章は、いろんな本から切り貼りして書いたので盗作ギリギリな気もします←
論文借りまくり期は結構役に立って
コルンゴルトについての論文は、普通にコルンゴルトの知識を得るのに勉強になったし
中国人の指揮科の子の「この度ベートーヴェン4番のピアノコンチェルトを演奏したので、リハーサルから本番を通しての記録を綴ります」的な論文は、私と境遇が似てるから使えたし
日本人が書いた、とあるピアノトリオのアナリーゼの論文は、「ドイツ語でそうやって言うんや!」っていう面でめちゃめちゃ役に立って
最後の最後まで使わせていただきました。
私はやらなかったから、最後の方でほんまに後悔したけど
一冊か二冊、アナリーゼの論文をめんどくさいけど全部訳して
自分なりの「アナリーゼに関するドイツ語辞典」を作ったら、後々すごく便利で早いやろーなーと思った!絶対におすすめ!
アナリーゼなんて、そんな大量に言い回しがあるわけでもないし、逆にその知ってる文章を使えるようにアナリーゼすればいいし(笑)
てな感じで、盗作ギリギリ付箋作戦のおかげで、史実の章はわりとサクサクいったものの
アナリーゼの章は辞典やらなかったために全く手付かず……という感じで
7月からの夏休みに突入し、コンクールやら一時帰国やらで、自分が卒論を書いている身だということを忘れて過ごしました。
後半へ〜続くっ