すったもんだ日記帳 Yuriko Hara’s Blog

Pianist 原 由莉子 のmusikalischな日々

ローマ紀行✈︎✈︎✈︎最終日

いよいよイタリアの旅も最終日!

21:30の飛行機でウィーンへと帰るので

今日も夜まで十分観光ができます(^^)

 

 

とはいえ、もうローマの主要観光スポットは見尽くした。

 

ちゃんと計画たてて朝イチで出発しとけば

もしかしたらフィレンツェに行けたり、ピサの斜塔見れたりしたのかもしれないけど

前の晩も例に漏れず爆睡やったし、そこまでの根性はもうなくて

10:45にバスに乗る友達を見送ったあと

駅のWi-Fiを頼りに今日何するかボケーッと考えるという。

 

まさかローマで暇を持て余す日が来るとは思わなかったーーーーー

 

 

で、思い出したのが

 

先生に「ローマ行きまぁす♡」って言ったら

 

アッピア街道行っといで。」

って言われて

「なにそれ?」

「…レスピーギ(-_-)」

 

…と言われてもいまいちピンとこず、調べたら

レスピーギ交響詩「ローマの松」の四楽章が「アッピア街道の松」という題だった。

 

教養を〜ください〜ウォウウォウ

 

でもアッピア街道、どうやらローマの端の端にあって

地球の歩き方にさえ、行き方が「ツアーバスで行くのが便利」としか書いてなくて

ってことはつまりは普通に行くのは不便ってこと?

 

 

しかも街道って……

 

明  ら  か  に  暑  そ  う  !

 

 

 

そこでもうひとつ思い出したのが

前々日、村でせんぱいに会った時

 

「どっか観光しました?」

「うん、エステ荘の噴水見てきた(^^)」

 

 

 

エステ荘の噴水 見てきた (*゚▽゚*)✨✨✨

 

 

なんて魅力的な響き✨✨✨✨✨

 

リストのピアノ曲、巡礼の年の中の「エステ荘の噴水」、

なんかもう私からしたら「エステソウノフンスイ」っていうタイトルにしか聞こえなくなってたけど

言われてみれば、リストが見たエステ荘にある噴水のことやもんな〜

(こういう、作曲家を三次元に感じられる感覚は留学の最大の利点であると思っています)

 

 

そして、なんといっても

 

す  ず  し  そ  う  !!!!!

 

 

ただエステ荘はローマになくて、違う街に行かないといけないけど…………

 

 

てわけで私の頭の中で

 

 

赤コーナー レスピーギ

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VS

 

青コーナー リスト

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が行われたんですけど

 

 

わりとすぐ リスト君 が勝ちました。

 

(なんなら今検索して初めてお顔を拝見したわよレスピーギ………)

 

 

ちなみに今調べてみたアッピア街道

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なんかすごそう

 

でも

 

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や っ ぱ り 暑 そ う!!!!!

 

 

 

てわけで、まず地下鉄に乗ってB線のPonte Mammolo駅へ〜

今いたティブルティーナから近かったのも何かの縁(^^)

 

そこでCOTRAL社というバス会社のチケットを買って

エステ荘のある街、Tivori行きのバスへ!

 

辺鄙なところへ行くから全然バスないんちゃうかな…どうしよう一日三本とかやったら………

って思ってたら

 

 

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めっちゃあるやん!20分に一本もあるやん!

 

ほんで久々に見た時刻表のありがたみよ〜〜〜( ;∀;)♡♡♡

 

 

で、それに乗って行きました。地元民で満席でした。

 

なぁんにもない道になったり、村唯一のショッピングモールが出てきたり、村の荒くれ者たちの遊び場っぽいとこが出てきたり(笑)と

車窓からの風景はいろいろ姿を変え

 

でもやっぱり、どこで降りるかわからず

30分ほど乗って、そろそろ降りなあかんちゃうかな………って不安になってきたら

 

いきなりバスが、くっっっそ山の斜面をぐるっぐる登っていったの!!!!!!((((;゚Д゚)))))))

 

うわああああ絶対行きすぎてるううううううう 

ってなって、隣のおっちゃんに

 

「ヴィラデステ!!(エステ荘) (ToT)」

 

って言ったら

ゆっくりイタリア語を話してくれたけど、ゆっくり話されてもわからんもんはわからん。

けど、まだのようで。

 

すごい優しく、おそらくは「着いたら教えてあげるからね」的なことを言ってると予想したけど

 

なにってそのおっちゃん

ポケモンのリュックを持ってたのね。

 

 

え………変なひと………???

 

 

ゆっくり優しいイタリア語は続くけど、残念ながら一言も理解でけへんし

 

しかも皮肉にもゆっくり優しく話されれば話されるほど

私には怪しい人にしか見えなくなるし(ToT)

 

 

怖くなって後ろのおばちゃんに、もっかい

「ヴィラデステ!!!(ToT)」

って言ったら、ジェスチャーで「フェルマータあと4つ」って教えてくれてとりあえず安心…………したけど

4つめのフェルマータで「ここ?(^^)」ってポケモンのおっちゃんにきいたら(おばちゃんはその前に降りてた)

「まだ(^^)」って言うし

 

ええええええええええええええ(ToT)(ToT)(ToT)

 

 

もしかしてポケモンのおっちゃん、「ここがヴィラデステだよ〜」とか言って全然ちゃうとこで降ろして

よからぬことをする気なんじゃ!?(ToT)きみに決めた!?!?(ToT)(ToT)

 

と、妄想が膨らみすぎてめちゃめちゃ怖くなったので

また別のおばちゃんの隣に移って「ヴィラデステ!!!!(ToT)」って言って(私が一番怪しい)

ちゃんと正しいところで降ろしてもらった。

別にポケモンのおっちゃんも、変な人ではない。多分。最後握手させられたけど。

 

てか全然フェルマータ4つちゃうやんけ(ToT)

 

 

とまぁそんなこんなでちょっとした恐怖体験やったけど(長い)

 

 

 

結論から言うとこのエステ荘が、私今回の旅で一番気に入ったの!!!!!!✨✨✨

 

 

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リスト…♡

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洞窟みたいになってたけどなんやろ

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このベランダからの景色が大好きだった♡

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ほんで予想以上に

 

め っ ち ゃ す ず し か っ た 。

 

ので、あまりにも気持ちよくて景色見ながらベランダでぼーっとしてた。人も少ないし。あぁ、最高。

 

 

エステ荘のメイン、庭園へ!

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てかエステ荘に噴水っていっぱいあってびっくり(´⊙ω⊙`)

噴水だらけの庭なので、広大な庭やけど、どこを歩いていても水のせせらぎが聞こえる✨

すずしい〜〜〜

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一個一個が動物の顔に

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このおっぱいから出る水をお兄ちゃんたちが飲むってのが現場で流行ってて

アホらしくてとてもよかった。(笑)

 

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またおっぱい!

 

 

 

 で、一番メイン、リストがインスピレーションを受けた「エステ荘の噴水」が

こちらの 「オルガンの噴水」

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なんかもっと繊細な感じを想像してたけど

すごい存在感でした(笑)

でもめっちゃ綺麗!!

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なんでオルガンの噴水って言うかというと

上にこの噴水で鳴る水圧式オルガンがあるから!

 

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10:30から2時間おきにオルガン演奏があって

私は14:30の回を聴けました\(^o^)/ 

 

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もし、エステ荘の噴水を弾くことがあった時のチラシの裏に使えそうなのをイメージして撮った写真ww

 

 

ほんっとうにいいとこだった、エステ荘✨

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帰りのバスは時間わからんかったけど、たまたますぐ来て

無事ローマに帰り、予定通りに空港へ行けました!

 

 

 

じゃあもう今の時点でクソ長いけど(なにがサクサク書きまーすだよ)

この日の言い足りないことと、今回のイタリア旅総括!!!!

 

 

・ティヴォリ行きのバスのチケット売り場が、地下鉄降りた階の下の階にある売店やって、わかりにくかった

郊外行きのバスで小一時間乗ってたけど、片道2.2ユーロでした。ティヴォリおすすめ!

 

エステ荘にトランク持ってったんやけど

入り口で預かってって言う勇気なくて、ガードローベも閉まってるみたいで

仕方なく持って歩いた……

屋内はよかったんやけど、庭、めっちゃ階段状なのね(笑)

自分もしんどすぎるし

静かな庭園の中を

ガラガラガラガラガラガラ

ってスーツケース引っ張ってたら、他の人に怪訝な顔されたので

途中でとある噴水広場のめっちゃ端っこのゴミ箱の裏に置いた。

(※良い子はマネしないでね)

 

いろいろ周ったあと回収に行ったらちゃんとあったからよかったけど

盗まれる可能性普通にあるし

もし警備員とかに見つかってたら

不審な荷物と思われて大変なことになっていたな………

 

エステ荘で謎の日本人スーツおじさん集団に会った(笑)異様な光景だった(笑)

 

・テルミニ駅に戻り、飛行機まで、日曜の変な時間(17時とか)にあいてる店…もうどこでもいいやって適当に行った観光客向けの店でカルボナーラ食べたら

スクランブルエッグみたいになってた😭

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これは日本でも売り物にならんで……

初日のカルボナーラは本当に美味しかったのだと再認識したのでした

 

・空港のオイロウィングスのカウンターでチェックインしたら

こてこてイタリア人顔のお姉さんが

「にもつあずけますか?」って全部日本語で対応!!!!😊😊😊

めっちゃ可愛かったし何より嬉しかった💕

 

・黒のノースリーブのワンピにサンダルという格好で飛行機乗ろうとしてたら

隣にいたマダムたちが「ちょwウィーン戻ったら14℃ww」って話してるの聞いて

その場でトランクがさがさ開けてTシャツ出して着た(笑)ウィーンは寒かったです(笑)

 

・で、飛行機が30分遅れた(-_-)帰りでよかったけど(-_-)

 

 ・私ウィーンで、iPhoneとパソコンのネット合わせて一台で使えるようにポケットWi-Fiを持ち歩いてて、電話はプリペイドの電話とSMSしか使えないふるーーーーい携帯を2台目として持ってるんやけど

この度?、EU内なら電話もネットも全て共通料金で使えるようになったらしくて

私もこっちのSIMにしようかなぁ…と思った。

異国でネット無しはまじでキツい……という体になってしまってるのが怖いけど。

 

・ローマ旅行、ほんまに充実でした!

人生のうちで見といてよかったものをたくさん見れた!!

歴史の重みを感じられる都市で

あの重厚感やありがたみみたいなものは、その場に行かないと絶対わからん。

貴重な体験でした。

 

・ただ、旅行するならいいけど、絶対住みたくはないと私は思った。まぁド観光地の浅いところしか見てないし、慣れてない、イタリア語がわかんないってのは大いにあるけども。

 

逆にウィーンが自分に合っていることを、初めて知ることができました。

私は、いろんな国の先生のレッスンを受けたとか、いろんな都市を見て数ある選択肢の中から考えてウィーンに決めたのでは全くなく

 

ヨーロッパの都市、ウィーンしか知らん(高校の研修旅行で行ったから)

大学一回生の時の先生に

「あなた留学するならまぁ間違いなくウィーンよね」

「え、なんでですか?」

思考がブッ飛んでるから♡

と言われる    (どゆこと!?)

自然に周りの環境がやたらウィーンに寄ってくる

今の先生に出会ってしまう

だったので

 

よく言えば運命、悪く言えば適当に決めたこの街でしたが

まぁなんと肌にあっていることか………。

 

といっても行ったことないフランスやスペインやインドやブラジルがもっと合ってるかもしれないけどね!

 

ローマから帰還以来、スーパー行ってもカフェ行っても電車乗っても

あぁ〜ウィーン最高や〜

って感激しながら過ごしています(笑)

 

 

というわけで、5回にわたってお送りしたローマ紀行の結論は

 

ウィーンは素晴らしい

ってことと

夏のローマはクソ暑い

 

ってことで、筆を置きたいと思います。

ちゃお!!!!!